【八剣神社】式内小社「夜都伎神社(やつきじんじゃ)」の論社とされる神社の一つ

こちらでは、天理駅からそう遠くない場所にある神社「八剣神社」の概要・境内の風景などについてご案内していきます。

八剣神社とは?

八剣神社(八劔神社・やつるぎじんじゃ)は、近鉄・JR天理駅から南東に徒歩約10分少々、かつてはのどかな農村地帯であったものの、現在は周辺の市街化が進む「田井庄町」にある神社です。

神社は延喜式における式内社「夜都伎神社(やつきじんじゃ)」の論社(同じ神社である可能性がある神社)となっており、他には市内乙木町の夜都伎神社・竹ノ内町の十二神社も同様の論社となっています。

なお、境内の由緒書によると、素盞男尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する際に大蛇が身を変え、天に昇り神剱となって布留川(天理市内を流れる川)の上流にあたる八箇岩に天降りした後「水雷神」として崇拝してきたものを、平安時代の貞観年間にこの地に氏神として祀ったとされており、基本的には地域の農耕の神として長らく崇敬を受けて来た神社となっています。

神社はご祭神は本殿の祭神として八剣神(やつるぎのかみ)、境内社の春日神社は春日大神 (かすがのおおかみ) を、六社神社は六社大神(ろくしゃのおおかみ)を祀ります。例祭は毎年10月15日に斎行されています。

境内の風景

天理駅から南西に1キロも離れていないエリアに位置する八剣神社。

一帯は住宅街に囲まれていますが、神社の周囲は古くからの農村集落に由来する風景が広がっており、神社も地域の氏神様として機能しています。

八剣神社(天理)の鳥居

鳥居のそばには、「式内村社」八劔神社と記された石標が建っています。

境内は美しく保全されており、手水舎などもしっかり設けられています。

八剣神社(天理)の社殿

拝殿は、県内の旧村社でよく見られるような簡素な造りとなっています。

本殿は拝殿と比較すると比較的立派な造りとなっています。なお、境内社春日神社・六社神社は本殿の両脇に鎮座しています。

境内には由緒が記された案内板も設置されています。

境内の端には道祖神とも思しき石仏が祀られています。

交通・アクセス

近鉄・JR天理駅から南東に徒歩約12分

天理駅からの場合、駅西口から出て一つ目の交差点を右折し、地蔵の見える交差点を横断歩道を渡った上で左折し、コンビニのそばの角を右折してしばらく進むと神社の前に到着します。

周辺地図

神社は観光名所ではなく、歴史散策に訪れる人もそれほど多くありません。周辺にも知名度の高い歴史スポットはそれほど多くはありません。