【久延彦神社】知恵・学問の神様として名高い神社は案山子(かかし)を祀る

こちらでは、奈良・桜井市「大神神社」の北側に位置し「知恵・学問の神様」として広く知られる神社「久延彦神社(くえひこじんじゃ)」について、その歴史・由緒・境内のみどころ・風景・交通アクセスなどについてご案内してまいります。

久延彦神社とは?

歴史・由緒

久延彦神社(くえひこじんじゃ)は、創建年代などは不明であり、詳細な歴史は定かではありませんが、かつては「曽富止神社(そほどじんじゃ・「そほど」とは、カカシを意味する古語)」と呼ばれるなど古くから存在したとされ、そのルーツは神代にまで遡るとも考えられています。

なお、 久延毘古命(くえびこのみこと) は大神神社の北側に位置し、大神神社摂社の「大直禰子神社(若宮社)」からもすぐそばとなっている位置関係からも判断できるように、大神神社の末社として一帯の歴史とも深いつながりを有しています。

祭神

久延毘古命(くえびこのみこと)

久延彦神社のご祭神である久延毘古命(くえびこのみこと)は、「案山子(カカシ)」の神様であり、動くことは出来ない一方で「居ながらにして全ての事を知っている」ことから知恵の神様・学問の神様としての信仰を集めています。

参拝情報など

◇参拝時間:自由
◇御朱印授与あり・縁起物授与あり・祈祷可能
◇社殿のそばに休憩スペースあり

久延彦神社は知恵・学問の神様ということで、お守りの授与を受けたり、絵馬の奉納などをされる方が非常に多くなっています。

なお、例祭は9月1日に斎行されます。またこどもの日にちなみ5月5日には「久延彦神社就学安全祈願祭」も実施されています。

境内のみどころ・風景

鳥居・参道周辺

久延彦神社は、大神神社摂社「大直禰子神社(若宮社)」の鳥居の前の道を東側(右側)に少し進んだ場所にあります。

入口には写真のように大きな看板が設けられています。

久延彦神社の入口

看板の前からは参道が伸びており、鳥居の手前には2本の柱に注連縄が取り付けられたものが設けられています。

久延彦神社の鳥居

注連縄の下を通りしばらく進んだ位置に木の鳥居があり、そこからは高台へと石段を上っていく形になっています。

久延彦神社の「竹林」

石段の周囲は密度の高い竹林となっており、竹林がそれほど多くない奈良の地において、どこか京都の神社のような風景が広がっています。

社殿周辺

久延彦神社の社殿

石段を上った先には社殿があります。

社殿も含め神社の規模自体は比較的小規模なものとなっており、参拝者が多い時期には比較的人が多い環境となります。

社殿の中、賽銭箱の左手には有名な「ふくろう(不苦労)」の像もあります。

社殿の周囲には参拝者が奉納した絵馬が多数見られます。

久延彦神社の神山遥拝所

社殿の東側には、木々の隙間から大神神社のご神体「三輪山」を望む「神山遥拝所」があります。

境内からの眺望

久延彦神社から奈良盆地・葛城山地一帯を望む風景

久延彦神社はそのご利益のみならず、奈良有数の「見晴らしの良い神社」としても知られています。

社殿そばの空間からは、広く奈良盆地一帯の風景がご覧頂けます。

奈良・大阪を象徴する山の一つであり、万葉集にも詠まれてきた「二上山」はとりわけ良く見えるようになっており、季節によっては夕方に二上山方面に夕日が沈むというまさに「大和は国のまほろば」というフレーズがふさわしい風景もご覧頂けます。

葛城山地や大和三山の一つ「耳成山」を背景に、大神神社の大鳥居もご覧頂けます。

交通・アクセス

JR三輪駅から北東に徒歩約9分

桜井駅北口バス停(近鉄桜井駅前)から奈良交通バス「三輪明神大神神社二の鳥居」行き(運行日限定・平日は運行なし・お正月期間は別途臨時便あり)乗車、終点「三輪明神大神神社二の鳥居」バス停下車、北東に徒歩約4分

三輪駅からは、駅前の道を進み1つ目の交差点を右折して小さな商店街の中を進むと、大神神社への参道に出ますので、右折し二の鳥居前まで移動します。

大神神社二の鳥居の前からは、北に細い道が伸びており、その突き当りの部分には大直禰子神社(若宮社)の鳥居が既に見えています。

鳥居の前で道は右手に曲がる形となっていますので、道なりに進むと久延彦神社の参道前に到着します。

周辺地図

所在地:桜井市大字三輪

久延彦神社は「大直禰子神社(若宮社)」と「狭井神社」の間に位置します。神社のすぐ東側には「大美和の杜展望台」もあります。