「大阪」と「福岡」を結ぶ「交通手段」のまとめ・徹底比較(新幹線・飛行機・高速バス・フェリーなど)

西日本の2大都市「大阪」と「福岡」を結ぶ交通手段にはどんなものがある?

このページでは、近畿地方の拠点であり、西日本最大の都市「大阪」と九州最大の都市「福岡」を結ぶ各交通手段について、速いものから安いものまで、考えられるあらゆる交通手段を一覧形式でまとめています。それぞれのご旅行のご参考にぜひご利用ください。

ざっくりまとめると

公共交通機関に関していえば、

圧倒的に速いけど、料金は割高です=新幹線・飛行機

「格安」旅行を最優先するなら=高速バス・フェリー

青春18きっぷの利用期間は格安=普通電車(在来線)

という結論になります。このうち主要な交通手段はやはり「新幹線」と「飛行機」になっており、それ以外の交通手段を利用するお客さんの数は比較的少なくなります。但し、「夜行」があるのは高速バスとフェリーのみとなっています。

新幹線を利用する

運賃・所要時間

通常運賃・料金:15310円(のぞみ・みずほ指定席)・14480円(自由席)
割引最安料金(のぞみ):10000円程度~
割引最安料金(ひかり・こだま):7000円程度~

所要時間:約2時間30分~

新幹線の使い方

新幹線で福岡~大阪間を利用する場合、その利用方法は大変シンプルで、「博多駅~新大阪駅」を新幹線で移動するだけということになります。

新幹線には「のぞみ」・「みずほ」・「さくら」・「ひかり」・「こだま」といった様々な種類がありますが、基本的には速く移動する場合、最速の「のぞみ」か「みずほ」号を利用することになります。一方で、格安きっぷ類については非常に多数の種類がありますが、最も遅い新幹線「こだま」号を利用する場合が新幹線の最安料金となっていますので、安く新幹線を利用したい場合は「こだま」号を優先することになります。

格安きっぷの種類は?

新幹線の運賃・料金・割引の仕組みは意外に複雑です。JRのウェブサイトでは様々なきっぷが紹介されており、回数券であっても、割引きっぷであってもそれぞれ発売期間や料金などが一長一短あり、最も使いやすい切符を見つけるのは至難の業です。

そのため、このページではシンプルに「最も安い」きっぷをご紹介して参ります。格安きっぷとしては、

「のぞみ号」の格安きっぷであれば、14日前までの予約が必要な「スーパー早特きっぷ」が最安となっています。料金は新大阪・神戸~小倉・博多間で10290円となっており、のぞみ号をこれより安く利用するきっぷはありません。

インターネット予約限定 スーパー早特きっぷ[席数限定]

「ひかり・こだま号」を格安に利用する場合、旅行会社により販売されている「バリ得こだま」が最安となっています。こちらはツアー商品という扱いですが、事実上「格安きっぷ」と同じ存在となっており、出発の前日まで旅行会社の店頭で販売されているほか、ネット予約では3日前まで利用が可能となっています。

バリ得ひかり・こだまで行く九州の旅(日本旅行)

新幹線を使うメリット

運休となることが極めて少なく、遅れもほとんど生じませんので、時間を気にする方には最もおすすめできます。

所要時間は飛行機と同水準、もしくは飛行機に次ぐ速さとなっており、時間の無駄を感じさせません。

・飛行機と違い、「博多駅」と「新大阪駅」という都心周辺同士を結びますので、新幹線を降りてからの時間のロスが少ない場合が多いです。

新幹線を使うデメリット

・直前に正規料金、運賃できっぷを買うと、相当割高な交通手段になってしまいます。

・割引きっぷを活用しても、高速バスなどの格安ルートと比べれば、やはり割高になってしまいます。

飛行機(LCC)を利用する

運賃・所要時間

最安料金(関西国際空港発着):約2500円~(基本的には4000円台以上の場合が多くなっています。)
最安料金(伊丹空港発着):約1万円~

所要時間:約2時間(飛行機の乗車時間は1時間程度ですが、関西空港から大阪市中心部へは別途約1時間程度かかります。)

飛行機の使い方

飛行機で福岡~大阪間を利用する場合、その利用方法は基本的には「伊丹空港」と「福岡空港」を結ぶルートもしくは「関西国際空港」と「福岡空港」を結ぶルートとなります。

基本的にLCC(格安航空会社)は関西空港を拠点としていますので、格安の便は関西空港を発着する便を利用することになりますが、大阪市内の中心部へのアクセスには「伊丹空港」の利用の方が便利になっています。但し、伊丹空港発着の便は基本的に新幹線の割引料金などと同じ水準の運賃となりますので、「格安旅行」ができる訳ではありません。

また、関西空港からも、伊丹空港からも大阪市中心部などへアクセスするための電車・リムジンバスの料金が別途必要になりますので、そのような料金を足していくと、航空券の料金よりは少し余分にお金がかかります。

格安航空便は?

飛行機を使う場合、上述したように、格安で移動したいならばLCCを使うしか方法はありません。LCCは遅延の多さ、キャンセル不可、本数の少なさなどのデメリットもかなり多いですが、単純に格安旅行がしたいならば、青春18きっぷ、高速バスと並ぶ王道であり、スケジュールを気にしない旅行には最適の存在となっています。

LCCの場合、新幹線と違って「格安きっぷ」といったようなシステムではなく、利用する日程によって繁盛期・閑散期ごとなどの運賃が設定されているため、その運賃で航空券を購入することになります。そのため運賃制度は至ってシンプルです。

そのため、様々な運賃比較サイトなどはありますが、航空券の予約については、運行する航空会社のウェブサイトで行って頂くという方法が最も便利になっています。

関西空港と福岡空港を結ぶLCCは以下のような航空会社により運行されています。

ジェットスター・ジャパン

Peach(ピーチ)

飛行機(LCC)を使うメリット

・単純な所要時間で見れば、「最速」に違いありません。

・新幹線以上に柔軟な運賃システムとなっていますので、早めの予約でお安くアクセスできる場合もあります。

・LCCでない航空会社の便の利用であれば、新幹線と大差ないサービスレベルを受けることが出来ます。

飛行機(LCC)を使うデメリット

運行本数が新幹線ほど多くはありません。

・気象状況などにより欠航のリスクが比較的高くなる場合もあります。

LCCの場合、安さの代わりに遅延が非常に多かったり、キャンセル不可の決まりなどが設けられています。

・伊丹空港などは都心部と離れていますので、飛行機を降りてから、大阪の梅田周辺などにアクセスする余分な時間が掛かってしまい、結局新幹線と時間差が無い場合も多くなります。

その他のルート

高速バスを利用する

梅田・USJなど各地~博多駅

運賃(最安):約4000円~

所要時間:約9時間~10時間程度

LCCなどと並ぶ格安の移動手段としては、高速バスを利用するルートがあります。高速バスは私鉄系などの大手バス会社による運行は意外にも行われておらず、基本的に「ユタカ交通」や「WILLER EXPRESS(ウィラー・エクスプレス)」などの格安高速バス会社による運行となっています。

料金は3列独立シートや4列シートといった車内設備のグレード等によって異なりますが、基本的にお正月やお盆などの繁盛期を除いては多くの日程で5000円程度で利用できるようになっており、フェリーと並ぶお得な交通手段となっています。

フェリーを利用する

大阪市内各地~(地下鉄・ニュートラム)~南港フェリーターミナル~(名門大洋フェリー)~新門司港~(無料シャトルバス)~小倉駅~(JR鹿児島本線)~博多駅

運賃合計(最安):5500円程度~

所要時間:約14時間程度(博多駅から大阪市内まで)

福岡~大阪間の移動には、直通ではありませんが、途中の北九州のまちから「名門大洋フェリー」を利用するというアクセス手段もあります。

福岡市内からフェリー乗り場のある「新門司港」までは、博多駅から小倉駅まで電車か高速バスで移動し、そこから無料シャトルバスを利用するルートが便利です。また大阪は「南港」フェリーターミナルに発着しますので、ニュートラムと地下鉄を乗り継いで大阪市内各地に便利にアクセスして頂けるようになっています。

運賃は、しっかりとした「スイート」などの客室を利用すれば2万円程度かかってしまいますが、いわゆる大広間で寝ることになる「2等船室」の場合、通常運賃でも6000円程度、ネット予約の利用で3980円という破格の料金で利用できるようになっています(福岡~北九州間は、別途小倉駅~博多駅のJR運賃1290円もしくは高速バス運賃1130円が必要です)。

普通電車(在来線)で移動する

大阪駅~(途中姫路・岡山・岩国・下関・小倉など各地で乗り換えあり)~博多駅

運賃合計(最安):2370円(青春18きっぷ利用時の1日あたり料金)

所要時間:約12時間

福岡~大阪間をいわゆる「普通電車の旅」として「きっぷ」だけで移動する場合、「青春18きっぷ」以外は基本的にお得なきっぷはありません。

すなわち、青春18きっぷが利用できない通常時は、9760円というフェリーや高速バスの料金を上回る普通運賃がかかってしまいますので、在来線の利用は全くおすすめできません。

しかしながら、青春18きっぷ利用期間は、11850円で「5日分」利用できますので、1日あたり2370円で大阪駅~博多駅間などを利用できてしまいます。

所要時間は約12時間程度となっており、朝出発すれば到着は夜になってしまいますが、圧倒的な「格安」交通手段として、時間に余裕のある旅をする方にはおすすめできるルートになっています。

車で移動する

大阪市内各高速IC~(阪神高速池田線・中国自動車道・山陽自動車道・九州自動車道・福岡都市高速経由)~福岡市内各IC

高速料金:約10000円~

所要時間:約7時間

車を利用する場合、一般道を経由するルートは宿泊を挟まない場合一昼夜を超える長時間運転となり危険ですので、基本的に高速道路の利用となります。高速の場合、主に山陽自動車道をひたすら進むルートが便利なルートとなっており、高速料金は割引の適用次第で大きく変動しますが、最安の場合1万円少々でアクセスして頂ける場合もあります。

但し、ガソリン代や所要時間の長さを加味すれば、基本的にご家族連れの利用以外はおすすめできる交通手段とは言えません。

まとめ

以上、これまで「大阪」と「福岡」を結ぶ各交通手段についてそれぞれの「安さ」や「所要時間」などの特徴を見ながらまとめてまいりました。

結果としては、基本的に、

新幹線と飛行機

というメインの交通手段があり、

夜行の場合はフェリーや高速バスを使うことになり、

格安旅行にこだわる場合は青春18きっぷの活用も一つの選択肢。

という結論になりました。

LCCの登場で、新幹線よりも一見圧倒的に安い交通手段が登場したように見える昨今ですが、新幹線には定時性や運休の少なさ、本数の少なさといったメリットが、LCCには遅れやすく、本数は少ない一方でとにかく安いというメリットがあります。

また、高速バスやフェリーは「移動+宿泊料金」であると考える場合は、LCCよりも未だにお得な交通手段であることは否定できません。

それぞれの交通手段が多くのお客さんを運んでいるということは、それぞれにそれぞれのメリットがあるということ。

ぜひ皆さんもそれぞれのスケジュールやご予算に合わせて使いやすい交通手段を選んでご旅行を楽しんでくださいね。