【JR】名古屋から飛騨高山までの交通手段一覧【高速バス】

この記事では、名古屋のまちと岐阜県北部、飛騨地方の拠点である「高山市」を結ぶ交通アクセスについて解説していきます。

飛騨・高山エリアへの広域アクセス(東京・京阪神からなど)は、北陸エリアからは富山経由などになりますが、基本的には「名古屋」を拠点として行うというのがメインルートとなっています。

名古屋からのアクセスでなくても、太平洋側・瀬戸内側の地方からのアクセスであれば名古屋を経由しますので、各地から高山エリアへアクセスする場合にも、この記事の内容をご参考にして頂ければと思います。

JR線でアクセスする

ルート:JR名古屋駅~高山駅(乗り換え一切なし)

所要時間・本数は高速バスと互角

名古屋~高山を結ぶルートとして、高速バスと同様大勢の利用がある「JR線」を利用するルート。

JR線は高山本線を運行する特急「ワイドビューひだ」を利用します。ワイドビューひだは、1日1往復だけ大阪始発・岐阜経由のものがありますが、基本的に全ての列車が名古屋駅を発着しています。

本数は約1時間おきで、一部2時間おきになる時間帯などもあり、高速バスのほうがやや本数が多いものの、使い勝手はそれほど変わりありません。

所要時間もどちらも約2時間半となっており、こちらも「互角」と言える状況で、運行・時間面での利便性では「どちらを使っても同じ」と言ってよい状況です。

遠方からの「乗り換え」の場合割安に

ワイドビューひだを利用する場合、高速バスの項目でも解説しますが、普通運賃・特急料金の合計は高速バスの運賃よりもかなり割高であることは否めません。

5000円を超すJR線と、3000円以下に収まる高速バスであれば、誰が見ても高速バスのほうが使いやすいように見えてしまいます。

一方、この運賃差は、あくまでも「名古屋駅」を起点にした場合のものとなっています。

実は、例えば東京・新横浜・岡山・広島などの遠方から新幹線を使って名古屋駅にアクセスし、そこから特急ワイドビューひだに乗り継いだ場合、運賃は始発駅から「通算」されるばかりか、特急料金も新幹線との乗り継ぎ割引が適用されて、通常の半額に割り引かれ、名古屋~高山間に相当する運賃・料金は3000円台になります。

もっとも、この割引が適用されてもなお高速バスよりは運賃・料金は高くなりますが、乗り継ぐ手間・バスと電車の快適さの違いなどを考慮すれば、JR線を利用する人が比較的多いのもうなずけるわけです。

割引きっぷ・フリーきっぷがあります

運賃・料金面では、高速バスより割高感のあるJR線「ワイドビューひだ」ですが、JR東海は複数の割引・フリーきっぷを発売しており、飛騨エリアや名古屋エリアの観光にお得にご利用頂けるようになっています。

■飛騨路フリーきっぷ

・飛騨路フリーきっぷは、名古屋~高山・飛騨古川方面への特急往復乗車券、飛騨エリアのJR線の乗り放題きっぷ、そして飛騨エリアでご利用頂ける「バス」もしくは「タクシー」のきっぷがセット(レール&バスコース・レール&タクシーコース)になったお得な乗車券です。

・「レール&バス」コースは「白川郷線バス往復乗車券」・「高山&新穂高フリー乗車券(平湯・新穂高線が乗り降り自由)」のいずれかをご利用頂けます。また、「レール&タクシーコース」は6000円分のタクシー乗車券がセットになっており、いずれも非常にお得なセット内容となっています。

料金(名古屋市内発着):レール&バスコース=12140円・レール&タクシーコース=11990円

※有効期間3日間

※料金はお一人様で利用の場合、このほか2~5名様のグループ向けのきっぷもあり、一層お得な料金でお買い求め頂けます。

■ハッピー名古屋往復きっぷ

・ハッピー名古屋往復きっぷは、名古屋方面からではなく「飛騨」エリアから名古屋へお出かけする際にご利用頂けるお得なきっぷです。きっぷは飛騨エリア各駅から名古屋駅までの特急ワイドビューひだの往復きっぷ、また名古屋駅ビルなどで利用可能な5000円のクーポンがセットになっています。また観光施設への入館が割引となる特典もありますので、名古屋の観光のフル活用して頂けます。

※利用可能なお店:ジェイアール名古屋タカシマヤ・タカシマヤゲートタワーモール・タワーズプラザレストラン街・名古屋マリオットアソシアホテル内レストラン・ゲートタワープラザレストラン街・名古屋JRゲートタワーホテル内レストラン・ゲートウォーク

料金(高山方面発着):11990円

※有効期間3日間

※料金はお一人様で利用の場合、このほか2~5名様のグループ向けのきっぷもあり、一層お得な料金でお買い求め頂けます(クーポンは5人数に関わらず5000円)。

運賃・所要時間

※名古屋駅~高山駅間

運賃(自由席利用):運賃3410円+特急料金2200円=合計5610円

運賃(指定席利用):運賃3410円+特急料金2730円=合計6140円

※新幹線と乗り継ぐ場合には特急料金が半額になります。

高速バスでアクセスする

ルート:名鉄バスセンター・名古屋駅~高山濃飛バスセンター

運賃・料金はJR線よりお得

名古屋~高山間を結ぶもう一つのアクセス手段である「高速バス」。高速バスは名鉄バス・JR東海バス・濃飛バスの共同運行となっており、何と言っても「運賃の安さ」が際立つ存在となっています。

特に新幹線などを乗り継がず、名古屋を経由地ではなく「スタート地点」とする場合、片道利用の場合JR線利用の場合の半額程度、往復切符の場合JR線の片道料金以下でアクセスできるようになっており、コスト面を気にするならば高速バスは非常におすすめ出来る存在になっています。

但し、JRで発売されているような「お得なきっぷ・フリーきっぷ」の類は奥飛騨温泉行きのもの以外はありません。周遊する形の観光を考えている場合は、JR線のほうがスムーズに移動・利用できる場合がありますので、そのあたりはご留意ください。

高速バスながら所要時間も短め

一般的に「高速バス」は「特急電車」よりも所要時間が長いというイメージが付きまとうものですが、名古屋~高山間の高速バスに関していえば、通常の所要時間であれば、特急電車とほぼ完全に「互角」の所要時間となっています。名古屋駅~高山間の所要時間は約2時間半と、JR線と同等になっているのです。

渋滞にはご注意を

運賃が安く、所要時間も短い便利な高速バスですが、鉄道と異なり東海北陸自動車道などの高速道路を経由しますので、天候の状況や事故などにより渋滞が発生する可能性があります。

バスの時刻表はあくまでも何も問題がない通常時の所要時間が記されている訳ですので、時には大幅に遅れる可能性もあるという点はご理解の上、ご利用になるようにしてください。

運賃・所要時間

運賃:片道2980円・往復5140円(4日間有効)

※4枚つづりの回数券(10740円)もありますが、往復きっぷを2回買うほうがお得になっています。

所要時間:約2時間半(名古屋駅~高山濃飛バスセンター)

予約方法

予約方法は、電話・ネット予約・コンビニ発券の3種類です。

詳しくは 濃飛バス公式サイト などをご参照ください。

マイカーを使う

マイカーを使ってアクセスする場合、名古屋周辺は多数の高速道路が通っていますので、最寄りICから高速道路に入って頂いた上で、名古屋高速清州JCTから北へ進み、一宮ICで直進せず名神高速西行きに進み、一宮JCTからは東海北陸道をひたすら進み、飛騨清見ICからは無料の高山清見道路を進んで高山ICで降りれば間もなく高山市街地に到着します。

所要時間名古屋都心部からの場合、約2時間~2時間15分程度であり高速バスやJR線より速くなっていますが、高速料金が3000円~4000円少々かかります。お1人での移動、もしくはお2人での往復での移動であれば、高山市街地の駐車場コストなども考慮すると、高速バスルートのほうが効率的なルートと言えるでしょう。

まとめ

以上、名古屋~高山間の交通アクセスについてまとめてきました。

所要時間・本数ともにほぼ同水準の「JR線(特急ワイドビューひだ)」・「高速バス」ルート。

運賃に関しては高速バスが圧倒的に安いものの、観光向けのフリーきっぷや、新幹線との乗り継ぎ割引などがあることを考えると、JR線の利用も必ずしも使いにくいルートとは言えず、利便性は完全に「互角」の存在となっています。

名古屋始発なのか、それとも遠方からの乗り継ぎなのか、またフリーきっぷを活用できるようなスケジュールなのか。それともただ「コストパフォーマンス」にこだわるのか。それぞれのニーズに応じてJR線と高速バスを賢く使い分けて頂ければと思います。