【JR】大阪から北近畿各地(豊岡・舞鶴・福知山)への交通アクセスまとめ【高速バス】

この記事では、大阪から近畿地方北部(北近畿エリア)の主要都市・エリア(豊岡・城崎温泉・舞鶴・福知山・宮津及び天橋立)への交通アクセスについて最安のルート、最速のルートなどを一覧形式でまとめていきます。

北近畿エリアへのアクセスの基本

「JR」か「高速バス」

大阪から「カニ」や「温泉」で有名な北近畿エリア各地への公共交通アクセス。その基本はどこへ行く場合でも、やはり「JR線」と「高速バス」のどちらを使うかを検討していく形となります。

それぞれJR線であれば、大阪駅(梅田)エリアからのご利用が便利であり、高速バスであれば梅田のほか路線によってはなんばエリア(OCAT)周辺からのアクセスが便利といった特徴があり、運賃や所要時間もかなり違ってきますので、その時々に応じて使いやすいほうを選んでアクセスすることがおすすめです。

例外としての「但馬空港」

上述したように、JRと高速バスが「基本のアクセス」なのですが、実は大阪と北近畿エリアを結ぶアクセス手段としては、飛行機という手段もない訳ではありません。

航空便は大阪国際空港(伊丹空港)と兵庫県豊岡市の但馬空港を結んでおり、1日2往復のためどちらかと言えば国内線同士の乗り継ぎ手段として使われている状況ですが、飛行機が使いたい場合は兵庫県北部へのアクセスに限り使おうと思えば使うこともできます。

クルマの利用の多さ

この記事は、基本的に「公共交通機関」によるアクセス手段を解説していくものですが、大阪から北近畿エリアへのアクセス手段を考える際、「マイカー」という存在は無視することはできません。

一般的にはJRの「特急電車」が走っているエリアであれば「鉄道=最速」となるケースが多いのですが、所要時間ベースで見ると、北近畿エリアへのアクセス手段に関しては高速道路を使う場合、マイカーの利用が全てのケースにおいて最速となる場合が多くなっています。

鉄道は路線が迂回するようなルートとなっている箇所も多いため、思ったよりも所要時間が長くなってしまい、不便とまでは言えませんが、必ずしもマイカーより速いとは言えないのです。

冬季は世界が違います

さて、大阪と北近畿エリアを結ぶアクセスを考える上で、最も気を付けなくてはならないテーマとしては「冬」の天候の問題が挙げられます。

大阪と言えば、沖縄や奄美を除く日本全国の中では最も「雪」が降らない場所の一つとして知られていますが、わずか北に100キロ程度離れた近畿北部は、基本的に「豪雪地帯」。豊岡市では市街地でも1メートル近い積雪になることも時折あるなど、まさに「世界」が違います。雪は寒い年であれば「篠山」エリア周辺、または越えたあたりから積もっている場合もあり、山沿いや内陸部は路面凍結も目立ちます。

要するに、クルマが便利でも、冬は可能な限りクルマによるアクセスは避けたほうがよい。ということなのです。

もちろん、大雪が降れば電車なども頻繁に運休することになりますので、冬のアクセスはそもそも余裕を持って、用心をすることに越したことはありません。大阪が快晴でも北部は大雪。その可能性を常に頭に入れておく必要があります。

大阪から各エリアへのアクセス一覧

ここからは、大阪から北近畿各エリアへの交通アクセス(主に公共交通)について一覧形式でまとめていきます。

大阪から豊岡・城崎温泉へ

大阪から豊岡・城崎温泉エリアまでは、JR・高速バス、それに飛行機の3種類のアクセス手段がありますが、一般的には「JR線」か「高速バス」の2択となっています。JR線については所要時間が短く、高速バスは運賃が安くなっていますので、どちらを重視するかによって使い分けて頂けるようになっています。

JR線の場合

新大阪・大阪駅から豊岡駅・城崎温泉駅まで特急「こうのとり」を利用します。直通の「こうのとり」は1~2時間おきに運行されていますが、このほかにも福知山行きの「こうのとり」をご利用の上、「福知山駅」で京都方面からの「きのさき」に乗り継いで豊岡方面へアクセスすることも可能なため、実際には一部時間を除き日中1時間おきに特急が利用できる形になっています。

■運賃・料金

・大阪駅~豊岡駅=自由席ご利用の場合運賃3080円・特急料金1760円の合計「4840円」、指定席ご利用の場合特急料金2290円(通常期)の合計「5330円

・大阪駅~城崎温泉駅=自由席ご利用の場合運賃3410円・特急料金1760円の合計「5170円」、指定席ご利用の場合特急料金2290円(通常期)の合計「5700円

※指定席特急料金は繁忙期・閑散期はそれぞれ通常の運賃の200円増し、200円引きとなります。

■割引制度

JRには様々な「お得なきっぷ」がありますが、特急こうのとりのご利用に便利なものとしてはe5489専用「こうのとり指定席きっぷ」があり、ネット予約限定・前日までの購入・2名様以上のご利用という条件で特急こうのとり指定席が大阪駅~豊岡駅が片道4200円、大阪駅~城崎温泉駅が片道4500円でご利用頂けます。

なお、きっぷは往復の設定がありませんので、往復利用の場合は往路・復路ごとにこのきっぷを購入して頂く必要があります。

■所要時間

・約2時間30分~45分程度(列車・乗り継ぎ状況により異なる)

高速バスの場合

大阪からは、全但バスにより豊岡市街地・城崎温泉を結ぶ高速バスが運行されています。運行本数は1日6往復とJRと比べると少な目で、所要時間も長めですが、運賃が安いためコスト重視の方にはおすすめのアクセス手段になっています。

■運賃・料金

・大阪梅田(阪急三番街)~豊田町(豊岡市街)=3450円

・大阪梅田(阪急三番街)~城崎温泉=3700円

■割引制度

・往復の場合上記運賃から10パーセント割引、学生の方には証明書の提示で30パーセントの学生割引が適用されます。

■所要時間

・大阪梅田(阪急三番街)~豊田町(豊岡市街)=約2時間40分~3時間

・大阪梅田(阪急三番街)~城崎温泉=約3時間~3時間20分

飛行機の場合

飛行機の場合、1日2往復と本数が少ない上運賃が圧倒的に高くなるため基本的には空港での乗り継ぎなどのケースを除きおすすめできません。大阪から利用する場合、まずは大阪国際空港(伊丹空港)まで移動し、更に但馬空港到着後もバスなどで豊岡市街地・城崎温泉エリアへと移動する必要があるため、極端な「時短」にもなりません。

大阪空港~但馬空港の航空運賃は通常運賃が14260円、先得などの割引適用で半額近くになることもありますが、いずれにせよJR線などよりもかなり高い運賃設定であり、空港アクセスの負担もありますのでお得とは言えません。

※空港アクセスについて

大阪国際空港(伊丹空港)までは、リムジンバスもしくは阪急梅田駅から宝塚線で蛍池駅まで行き、そこから大阪モノレールに乗り換えてアクセスすることが出来ます。

但馬空港へのアクセスは、豊岡駅・城崎温泉方面から路線バスが飛行機のスケジュールに合わせて運行されています。

大阪から福知山へ

大阪から福知山へのアクセスは、基本的には本数の比較的多い、また所要時間の短いJR線の利用が便利です。高速バスはなんばエリアからの直通アクセスを求める場合、また運賃にこだわる場合には優位となり、状況に応じて使い分けて頂くのがおすすめとなっています。

JR線の場合

大阪から福知山へのJR線は、新大阪駅・大阪駅から特急こうのとり号を利用します。こうのとり号は福知山行きのほか、豊岡・城崎温泉行も全て福知山駅を経由しますので、基本的には一部時間を除き1時間に1本のアクセスが確保されています。

■運賃・料金

・大阪駅~福知山駅=自由席ご利用の場合運賃1980円・特急料金1420円の合計「3400円」、指定席ご利用の場合特急料金1950円(通常期)の合計「3930円

※指定席特急料金は繁忙期・閑散期はそれぞれ通常の運賃の200円増し、200円引きとなります。

■所要時間

・約1時間30分程度(列車により異なる)

高速バスの場合

大阪~福知山間の高速バスは、なんば(OCAT)発着のバスが日本交通により、梅田発着のバス(ニュースター号)が大阪バスにより運行されています。高速バスはやはり運賃が圧倒的に安くなっており、コスト面を重視される場合にはおすすめの交通手段となっています。またなんばからの場合、時間面でも互角となっていますので、スムーズかつお得なアクセス手段として使える存在にもなっています。

■運賃・料金

・日本交通:なんば(OCAT)~福知山駅=1850円

・大阪バス:大阪駅~福知山駅=約2時間=1850円

■割引制度

日本交通バスについては割引制度は回数券など以外ありませんが、大阪バスについては早期の予約で早割が適用された場合、1400円程度でご利用頂ける場合もあります。

■所要時間

・日本交通:なんば(OCAT)~福知山駅=約1時間50分

・大阪バス:大阪駅~福知山駅=約2時間

大阪から舞鶴へ

大阪から舞鶴へのアクセスについては、豊岡方面とは異なり必ずしも直通列車のないJR線は便利とは言えません。むしろ京都交通の「高速バス」のシェアが高い区間となっており、本数が多いとまでは言えませんが、運賃・所要時間ともに高速バスが有利になっています。

高速バスの場合

高速バスの運行は京都交通・日本交通によって共同で行われており、大阪のなんば(OCAT)から舞鶴を結ぶ路線と、大阪梅田から舞鶴を結ぶ路線の2ルートがあり、なんばからの路線の方が本数が多くなっています。

■運賃・料金

・なんば(OCAT)、梅田発ともに:西舞鶴駅まで=2250円・中舞鶴まで=2350円・東舞鶴駅~舞鶴営業所まで=2400円

■割引制度

日本交通・京都交通の高速バスについては割引制度は回数券など以外ありません。もっともJR線よりは安価な運賃となっていますので、通常運賃でも十分割安感のある運賃設定になっています。

■所要時間

・なんば(OCAT)、梅田発ともに:西舞鶴駅まで=約2時間・中舞鶴まで約2時間10分・東舞鶴駅まで=約2時間20分

※運行便(時間帯)によって運行時間は若干変動します。

JR線の場合

大阪から舞鶴までのアクセスについては、JR線の利用は乗り換えが必須となるためそれほどお勧めできません。

利用する場合は、時間によって京都駅・綾部駅経由のほうが速い場合、また福知山線経由で福知山乗り継ぎのほうが速い場合に分かれており、どちらのルートが一番速いとは一概に言えない状況となっています。

乗り継ぎについては、京都駅で特急「まいづる」号に乗り継げる場合や福知山駅で「リレー号」に乗り継げる場合は1回ですが、更に「綾部駅」で乗り継ぎを余儀なくされるケースは乗り換え2回となり、かなり不便さが際立ってしまいます。

運賃については乗り継ぎ回数や特急の行き先によって変わってしまいますが、最安は京都経由で特急自由席利用、運賃2640円+特急料金990円の合計3630円となっています。

大阪から宮津・天橋立へ

JR線の場合

JR線を利用して宮津・天橋立エリアへアクセスする場合、福知山駅から「京都丹後鉄道」への乗り継ぎが必須となります。かつては宮津方面への直通特急「文殊」・「タンゴエクスプローラー」がありましたが、現在は直通列車は一切ありません。

なお、乗り継ぎは一見不便に感じられますが、乗り換える特急が「はしだて号」の場合「福知山駅」で特急電車同士が同じホームに並ぶ形となり、必ずしも面倒な乗り換えではありません。なお、乗り換える特急が「たんごリレー号」の場合京都丹後鉄道の乗り場に階段やエレベーターで移動する形になりますのでやや手間が掛かります。

■運賃・料金

・大阪駅~宮津駅=自由席ご利用の場合、JR運賃1940円・京都丹後鉄道運賃700円・JR特急料金1400円・京都丹後鉄道特急料金650円の合計「4690円」、指定席ご利用の場合JR特急料金1920円(通常期)・京都丹後鉄道特急料金850円の合計5410円

・大阪駅~天橋立駅=宮津駅までの運賃+70円となります。自由席利用の場合合計4760円、指定席利用の場合合計5480円

※JRの指定席特急料金は繁忙期・閑散期はそれぞれ通常の運賃の200円増し、200円引きとなります。

■所要時間

・約2時間~2時間30分程度(列車により異なる・宮津~天橋立間の所要時間は5分程度)

高速バスの場合

高速バスの運行は京都交通・日本交通によって共同で行われており、大阪のなんば(OCAT)から舞鶴を結ぶ路線と、大阪梅田から舞鶴を結ぶ路線の2ルートがあり、なんばからの路線の方が本数が多くなっています。

■運賃・料金

・なんば(OCAT)、梅田発ともに:西舞鶴駅まで=2250円・中舞鶴まで=2350円・東舞鶴駅~舞鶴営業所まで=2400円

■割引制度

日本交通・京都交通の高速バスについては割引制度は回数券など以外ありません。もっともJR線よりは安価な運賃となっていますので、通常運賃でも十分割安感のある運賃設定になっています。

■所要時間

・なんば(OCAT)、梅田発ともに:西舞鶴駅まで=約2時間・中舞鶴まで約2時間10分・東舞鶴駅まで=約2時間20分

※運行便(時間帯)によって運行時間は若干変動します。

まとめ

以上、大阪と北近畿(近畿北部)各エリアを結ぶ交通アクセスについて一覧形式でまとめてきました。

JR線では直通のアクセスがない場所もあり、全体としてみると高速バスとJR線の利便性はほぼ互角と言える状況となっています。基本的には安いのは高速バス、渋滞リスクがなく、速い場合が多いのはJR線となっていますので、それぞれのコストパフォーマンスやアクセス性に応じて適宜交通手段を選んで頂ければと思います。

先述したようにマイカーによるアクセスも便利ですが、特に冬は天候の加減からマイカー利用は全くお勧めできません。基本的には、公共交通機関でのんびりとアクセスしてみるのがよいでしょう。