大阪(梅田・なんばなど)から「高野山」への交通アクセスのまとめ(南海電車)

ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部に登録されている「高野山」エリア。

こちらのページでは、大阪から高野山までの交通手段について詳細にご案内してまいります。

高野山へのアクセスの基本

南海電車が唯一のアクセス手段

高野山への交通アクセス。それは「南海電車」を利用する、その1択に尽きます。

南海なんば駅からはその名も「南海高野線」が高野山の手前の極楽橋駅まで伸びており、「特急こうや」などでスムーズにアクセスして頂くことが可能です。

極楽橋駅からはわずかな距離ですがケーブルカーを利用し、「高野山駅」まで行けば高野山内への路線バスに乗り継いで各観光スポットへ行くことが出来ます。

(2019年2月末までは工事の影響でアクセス方法が異なります。詳細は 南海電鉄公式サイトから)

団体ツアーで来る観光客、一部のマイカー利用の観光客を除き、ほとんど全ての観光客の方は南海なんば駅から高野山まで南海電車を使います。

迷うこともなければ、別の路線に何度も乗り換える必要もない。意外なほどにアクセスしやすいのが高野山へのアクセスなのです。

直通バスはありません

外国人観光客も増加する中で、しばしば高野山までの高速バス・直通バスがあると勘違いされる人もいるようですが、残念ながら「バスツアー」に参加したりしない限り、バスだけで高野山へアクセスすることはできません。

バスは「高野山駅」から高野山内の各観光スポットを巡る際にはフル活用して頂けますが、それはあくまでも高野山内の路線バス。高野山までのアクセスは電車+ケーブルになります。

そもそも大阪から高野山方面へは、最短距離でアクセスできる自動車専用道路・高速道路の類はなく、高野山に登るルートもかなり過酷な坂道・カーブが続きます。

そのため「マイカー」でのアクセスも必ずしもおすすめ出来るものではないのです。

冬の高野山は積雪・凍結に注意

もし、「マイカー」で高野山に訪れる場合、一番気を付けなくてはならないのが冬の天候。

高野山は和歌山県内であり、近畿南部と言ってよいエリアにあるため、まず雪など降らない。と勘違いをする人が時々いらっしゃいますが、高野山は寒い年には積雪が消えず「根雪」が続き、ほぼ常時路面凍結が見られることすらあります。

簡単に言えば、高野山の気候は仙台や福島などとそれほど変わりありません。

ノーマルタイヤで行くとひどい目に合う、という以前に高野山にたどり着けない可能性が高いですので、どうしても車で行くならばスノータイヤを完備し、できれば公共交通機関を利用するという形式をおすすめします。

特急は速いが本数が少ない

南海高野線で高野山に行く際、便利で快適なアクセス手段としては、特急「こうや」号があります。

特急こうや号は、次項で述べるように急行など特急料金不要の電車で移動する際に生じる乗り換えの手間もなく、座席も一般車両とは違う快適な座り心地となっており、高野山にアクセスする際にはぜひ使いたい存在となっています。

しかし、特急こうや号にも欠点があります。それは本数があまり多くないという点。休日は1時間おきの運転がなされている時間帯もありますが、平日はわずかに難波発が1日4本の運行。

特急こうや号を使いたい場合は、あらかじめしっかりと特急の運行時刻を確認の上、特急券をご購入いただき、その上でご利用頂く必要があります。

特急を使わない場合は?

南海高野線を利用する場合、便利なのは特急「こうや」号を利用して高野山ケーブルに乗り継ぐ極楽橋駅までダイレクトにアクセスするルートですが、特急料金を節約したいような場合は、「急行」など特急料金不要の電車をご利用頂くことになります。

高野山には、ごく一部の「急行(快速急行)」が直通していますが、ほとんどの電車は途中、高野山エリアに入る手前の「橋本駅」までの電車になっており、そこから極楽橋行きの各駅停車に乗り継いで頂く必要があります。

各駅停車は1時間に約1~2本程度の運行となっていますので、どの「急行(快速急行)」が接続しているのかをあらかじめ確認の上アクセスして頂くことをおすすめします。

高野山への「お得なきっぷ」は?

南海線で高野山に行く。そうは言っても気になるのはやはり「コストパフォーマンス」

往復の電車賃に、高野山に着いてからも結局は路線バスを使わないと移動できないのでその「バス代」もかかることを考えると、普通に運賃を払っていると決して安上がりの旅行にはなりません。

そこで活用したいのが「お得なきっぷ」

高野山へは「高野山・世界遺産きっぷ」が発売されており、このきっぷを使うことでお得に、スムーズに移動して頂くことが可能になっています。

<高野山・世界遺産きっぷ>

■価格

・難波、新今宮、天下茶屋駅から2860円(乗車券のみ)・3400円(行きの特急券付き)

※きっぷの発売箇所は南海なんば駅2Fサービスセンター・3F特急券発売所のほか、各駅窓口、難波・新今宮・天下茶屋駅発着のきっぷについてはJTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行の各主要支店でも取り扱われています。

■きっぷの有効区間・特典

・電車割引往復乗車券 :発駅~高野山駅のきっぷとなっています。
・高野山内バス2日フリー乗車券:南海りんかんバス各路線(立里線・高野・龍神線・高野・丹生都比売線は除く)が乗り放題になります。高野山エリア一帯の移動はこのフリー乗車券で全て賄うことが可能です。
・拝観料2割引サービス券  金剛峯寺・金堂・根本大塔・霊宝館の拝観料が2割引となります。
・お土産1割引サービス券  珠数屋四郎兵衛・中本名玉堂・高野茶屋和久において購入するお土産が1割引きとなります。

アクセスルート

<基本ルート>なんばから

なんばからの基本となるルートは、南海難波駅から南海高野線を利用するというシンプルなものです。

南海線へは「乗り換え時間」に余裕を

南海難波駅は、近鉄線・地下鉄線と異なり地上(高架)のりばとなっているため、近鉄大阪難波駅・地下鉄なんば駅からは少し距離があります。

乗り換え時間「5分」などのスケジュールは無謀であり、乗り継ぐことが出来ません。

■各駅から南海難波駅への乗り換え・アクセス時間の目安

・地下鉄御堂筋線なんば駅:約10~15分
・近鉄大阪難波駅:約15~20分
・地下鉄千日前線なんば駅:約15~20分
・地下鉄四つ橋線なんば駅:約20分
・JR難波駅(高速バスターミナル):約20~25分

南海難波駅へは、かなり乗り換え時間に余裕が必要であることがお分かり頂けたかと思います。

高野線は主に3・4番乗り場から

なお、南海線のきっぷ売り場、乗り場は案内表示に従い進んで頂き、長いエスカレーターを登った先にあります。

各線から乗り換える場合に利用するのはこのエスカレーターの前にある「北改札」となっており、なんばパークス方面などから利用する南改札は更に南側にあります。

改札を抜けると高野線の電車(特急・急行・快速急行)は主に3番・4番乗り場(一部2番乗り場)から発着します。

基本的に前よりの車両(南側)のほうが空いている場合が多くなっているほか、昼間時などはそもそもなんば駅で座席が埋まらない場合もありますので、首都圏の電車のような混雑を心配する必要は全くありません。

高野山へ行く場合、電車は特急「こうや」号、また橋本・極楽橋行きの急行・快速急行をご利用ください。橋本行きの場合、橋本で極楽橋行き各駅停車に乗り換える必要があります。

高野山までは約2時間

電車に乗って頂ければ、橋本行きをご利用の場合の乗り換え・ケーブルへの乗り換えを除き、基本的にただ移動するのみです。

橋本駅での乗り換えも同一路線のためスムーズな乗り継ぎが可能であり、それほど不便さは感じられません。

「極楽橋駅」に到着すると、そのまま高野山ケーブルに乗り換えて高野山駅まで向かいます。

ケーブルとの乗り換えは降りてすぐの場所がケーブルのりばとなっているので全く不便ではありません。

ケーブルに乗ればもうすぐに「高野山駅」に到着します。

(2019年2月末までは工事の影響でアクセス方法が異なります。詳細は 南海電鉄公式サイトから)

高野山駅からは路線バスをフル活用!

高野山駅からは、南海りんかんバスが高野山エリア内の主要観光スポットを結んでいます。

山の上とは言え、観光地であるためバスの本数は比較的多く、奥の院などへもバスでアクセスすることが出来ます。

なお、高野山・世界遺産きっぷなどのフリー乗車券などをお持ちの場合は乗り放題ですので一層便利にご利用頂けます。

運賃・所要時間

■南海難波駅~極楽橋駅~高野山駅

・運賃=1390円(特急こうや号利用の場合は特急料金790円が別途必要となります。)
・所要時間=約1時間30分~2時間30分

<高野山・世界遺産きっぷ>

◇難波駅から2860円(乗車券のみ)・3400円(行きの特急券付き)

■高野山内のバス運賃(一例)

・高野山駅前~千手院橋=290円
・高野山駅前~奥の院前=410円
高野山・世界遺産きっぷをお持ちの場合バスは乗り放題となります。

詳しくは 南海りんかんバス公式サイト をご覧ください。

梅田から

梅田からの場合、地下鉄御堂筋線でなんば駅まで行き、そこからは南海難波駅へアクセスし、南海高野線を利用するルートとなります。

■地下鉄梅田駅~なんば駅・南海難波駅~極楽橋駅~高野山駅

・運賃=1620円(特急こうや号利用の場合は特急料金790円が別途必要となります。)
・所要時間=約2時間~3時間程度

天王寺から

JR天王寺駅からの場合、西隣の「新今宮駅」までJR線(環状線外回り・大阪方面行き快速・JR難波行き普通)でアクセスします。

新今宮駅からは南海高野線に乗り換えれば高野山方面へアクセス可能です。

■JR天王寺駅~新今宮駅~極楽橋駅~高野山駅

・運賃=1510円(特急こうや号利用の場合は特急料金790円が別途必要となります。)
・所要時間=約1時間40分~3時間程度

新大阪から

新大阪駅からの場合、地下鉄御堂筋線でなんば駅まで行き、そこから南海難波駅に行くルートが便利です。

JR線経由で新今宮駅へ行くルートもありますが、乗り換え回数が多い上所要時間がかかるために運賃が少し安くなる以外のメリットはあまりありません。

■地下鉄新大阪駅~なんば駅・南海なんば駅~極楽橋駅~高野山駅

・運賃=1670円(特急こうや号利用の場合は特急料金790円が別途必要となります。)
・所要時間=約2時間10分~3時間程度

まとめ

以上、大阪市内各地から高野山への交通アクセスについてまとめてきました。

ざっくり言えば「南海線で行く」ことには変わりありませんので、南海なんば駅・新今宮駅などにスムーズにアクセスする。そして高野山方面行きの列車の運行時刻もあらかじめチェックしてロスの無いようにする。これが快適なアクセスのコツになります。

なお、運賃については普通にきっぷを買うのではなく、基本的にはお割引きっぷ「高野山・世界遺産きっぷ」をご利用頂くほうがお得です。

このきっぷを使えば高野山内のバスも乗り放題になりますので、その都度運賃を払う必要もありません。

皆さんもぜひ、便利でお得な南海電車を使って高野山観光を楽しんできてくださいね。