大阪から白浜までのアクセス手段(JR・高速バス・クルマ)のまとめ・比較

日本有数のリゾートエリアとして名高く、「アドベンチャーワールド」などでも知られる和歌山県の南紀白浜エリア。この記事では、大阪のまちから白浜エリアへの交通・アクセスルートについて、公共交通機関(JR線・高速バス)・マイカーを利用するルートごとにその使い方、料金、所要時間などをまとめて比較してまいります。

JR線を利用する

大阪~白浜間のアクセスルートとして、最もポピュラーな存在は、阪和線・きのくに線(紀勢本線)を通るJR線の「特急くろしお号」を利用してアクセスするルートです。

新大阪・天王寺から直通!

白浜へアクセスするJR線の「特急くろしお号」は、大阪市内からの場合、東海道・山陽新幹線からお乗り継ぎ頂ける新大阪駅、また地下鉄線などとの乗り換えが便利な天王寺駅(一部西九条駅)から和歌山・白浜方面を結ぶルートで運行されています。

所要時間は15年ほど前と比較するとやや遅くなったという事実はあるものの、白浜へは概ね2時間30分以内でアクセス可能な交通手段になっており、大阪都心部からの場合、マイカー利用とそれほど変わらないスピードでアクセス出来るようになっています。

また、新大阪駅で新幹線などから乗り継いで利用する場合はダイレクトにアクセス可能な上、在来線特急券の料金が割り引かれますのでかなり便利・お得な移動手段として「使える」存在になっています。

大阪駅からは乗り継ぎが必須

新大阪駅・天王寺駅からのアクセスは非常に便利な特急くろしお号ですが、そのルートの関係上、実は「大阪駅(梅田)」という最大の拠点駅は経由しません。大阪駅からの移動でくろしお号に乗りたい場合は、環状線内回り・関空紀州路快速・大和路快速などで西九条駅・天王寺駅にアクセスし、そちらで乗り継いで頂くことになります(地下鉄線で天王寺駅へアクセスして頂いても構いません)。

乗り継ぎの手間はそれほどかかりませんが、直通でアクセスできないという点は、あらかじめ確認しておく必要があるのです。

宿泊セットプランでお得!

JR線を利用する場合、運賃・料金だけでは割高感がある場合もありますが、日本旅行で発売されている「JR+宿泊セットプラン」を利用すると、ホテル・旅館の宿泊料金とJR線の運賃・料金の合計で1万5千円程度~と、別々にご利用する場合と比較してかなりお得にご利用頂くことが可能です。白浜エリアに関してはお一人様のプランはなく、2名様1室以上となりますが、日帰りではなく宿泊をされる場合はこちらのプランを使うことをぜひご検討ください。

ルート・運賃(料金)・所要時間

◇ルート
・新大阪駅(一部京都始発)~西九条駅(一部停車)~天王寺駅~(途中和歌山駅など停車)~白浜駅

※運行は約1時間~2時間間隔となっています。必ずしも終日1時間おきに運行されている訳ではありません。なお、お盆やお正月には臨時列車が運行され、ほぼ1時間おきの運行体制となります。

◇運賃・料金
・自由席利用:新大阪駅から5080円・大阪駅及び天王寺駅から4750円
・指定席利用(通常期):新大阪から5600円・大阪駅及び天王寺駅から5270円

※行楽シーズン・帰省ラッシュなどの場合、また一部のラッシュ時には自由席・指定席ともの混雑することもありますが、何もない通常の日中時間帯などであれば、自由席も含めてまず混雑するようなことはありません。

◇所要時間
・新大阪駅~白浜駅間=約2時間20分~
・天王寺駅~白浜駅間=約2時間5分~
・大阪駅~天王寺駅(乗り換え)~白浜駅間=約2時間30分

※列車によって所要時間が2時間20分であったり、2時間40分であったりと大幅に異なる場合があります。

お得なきっぷについて

特急くろしお号がお得にご利用頂ける割引きっぷについては、JR西日本がe5489専用「くろしお指定席きっぷ」というきっぷを発売しています。こちらはJR西日本のネット予約サービスであるe5489を使う場合のみご利用頂けるきっぷであり、みどりの窓口など駅で直接購入することはできません。また、2名様以上の同一行程に限り発売されるため、一人旅やお一人でのビジネス利用の場合、ご利用頂くことができません。

料金は、新大阪~白浜間の場合4100円、天王寺~白浜間の場合4400円と、普通にきっぷ・特急券を買って自由席を利用する場合よりもお安く指定席をご利用頂けます。割引率は比較的高いきっぷですので、お2人以上でご旅行などをされる場合には、ぜひご利用になってみてはいかがでしょうか。

高速バスを利用する

大阪~白浜間のもう一つの公共交通機関である「高速バス」を利用するルート。高速バスは西日本ジェイアールバス・また近鉄グループの明光バスにより、1日10往復の体制で運行されています。

格安なアクセス手段です

高速バスのメリット。それは全国どこでもほぼ同じことですが、とにかく運賃が割安・格安であること。

JR線を使えば5000円程度、割引きっぷを使っても4000円台となる大阪~白浜エリアの移動ですが、高速バスを使えば通常の片道運賃が2980円と、非常にお得にご利用頂けます。高速バスの運賃は、高速道路を使う場合の高速料金よりも割安となっており、安く旅行をしたい場合、一人旅などの場合は「高速バス一択」と言ってもよいでしょう。

もっとも、単純な所要時間はJR線よりは1時間弱程度は余分にかかります。JR利用の場合白浜駅からの路線バス・タクシー利用の時間もかかりますが、それでも高速バスよりJR線利用の方がスピーディなアクセスは可能です。

梅田・なんばからのご利用に便利!

西日本JRバス・明光バスの高速バス「大阪線」は、JR線とは異なり、梅田エリア・なんばエリアからダイレクトにアクセス可能となっています。JRの特急くろしお号が通る新大阪駅・天王寺駅は一切経由しませんが、代わりに「大阪駅JR高速バスターミナル」・「なんば(OCAT)」という大阪都心部の高速バス乗り場を利用できますので、JR線利用のケースよりも「梅田」・「なんば」エリアからの場合、気軽にご利用頂ける存在になっています。

白浜エリア中心部・主要観光地に直通!

梅田・なんばからダイレクトにアクセス可能な高速バスは、白浜側のアクセスについても、JR線とは異なり「白浜駅」のみならず白浜バスセンター・千畳敷・三段壁・エクシブ白浜・アドベンチャーワールド方面など、白浜エリアのほとんどの主要エリア・観光地へ直接アクセスできるようになっています。JR線利用の場合は、白浜駅から明光バスの路線バスやタクシーに乗り換える必要がありますが、高速バスの場合はそのような手間は一切必要ありません。梅田・なんば~白浜の各エリアへ直接アクセスして頂けます。

ルート・運賃(料金)・所要時間

◇ルート
大阪駅JR高速バスターミナル・なんば(OCAT)~白浜エリア各地(白浜バスセンター・千畳敷・三段壁など)・アドベンチャーワールド(終点・始発)

※大阪側は一部USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)発着便があります。

※白浜側は基本アドベンチャーワールド発着ですが、新湯崎・エクシブ白浜止の便、新湯崎始発便などもあります。

◇運賃・料金
大阪駅JR高速バスターミナル・なんば(OCAT)~白浜エリア全バス停間
通常片道運賃=2980円 往復割引運賃:5500円(片道2750円) 4枚回数券:11000円(片道2750円)

※小児運賃・障害者割引はいずれも大人の運賃の半額

※この他の割引制度は特にありません(学生割引・早割など)。

◇所要時間
大阪駅JR高速バスターミナル~白浜バスセンター=約3時間30分~
・なんば(OCAT)~白浜バスセンター=約3時間10分~

◇予約について

乗車には事前予約が必要です。

ネットからの予約については、 発車オーライネット もしくは 高速バスネット のいずれかをご利用ください。

電話予約については 明光バス公式サイト などをご参照ください。

西日本JRバスのチケットセンター・OCAT・明光バス白浜営業所などでも乗車券の購入が可能です。

クルマでアクセスする

マイカーなど車を利用して白浜エリアにアクセスする場合、大阪から一般道路を使っていくルートでは、5時間以上掛かってしまうこともあるなど、距離の割には余りにも時間が掛かってしまうため、基本的には高速道路を使う形となります。高速道路は白浜エリアのすぐ近くにある南紀白浜ICまで阪和自動車道・紀勢自動車道が伸びており、不便な点は特にありません。

ルートとしては、大阪からの場合、阪神高速湾岸線を利用し、りんくうJCTからは阪和自動車道方面へ行くルートのほか、阪神高速松原線から阪和自動車道へ直接抜けるルート、また阪神高速東大阪線から近畿自動車道・阪和自動車道経由のルートなどもあります。出発地により最寄りのインターチェンジ、最短・最安ルートは変わってきますので、事前にお調べの上ご利用ください。

大阪~白浜間を車で移動する場合、利用する区間にもよりますが、白浜エリアまでの所要時間は約2時間~2時間30分程度、高速料金は概ね3000円台~4000円台となっており、JR線利用よりは安いですが、高速バスをお一人で利用する場合よりは割高になっています。

白浜エリアは、マイカーで行くのが比較的お得で便利なエリアではあるのですが、ガソリン代や夏の海水浴シーズンなどの駐車料金なども加味すると、一人旅の場合は間違いなく割高になりますし、場合によってはお2人でのご旅行などの場合でもマイカー利用は割高になってしまうでしょう。

まとめ

以上、大阪~南紀白浜間のアクセスについてJR線・高速バス・クルマ(高速道路)の各交通手段ごとにルート・料金・所要時間などをまとめてきました。

説明して来たように、公共交通機関の場合、早いのははJR線、安いのは高速バス利用となっているほか、JR線は新大阪駅・天王寺駅から直通、高速バスは梅田・なんばエリアから直通しています。使い勝手・経由地が異なるために「使い分け」がして頂きやすくなっていますので、使いやすいルートを選んでご利用頂ければと思います。

またお車を利用する場合、利便性は比較的高くなっていますが、特に夏の海水浴シーズンなどの場合はお2人程度のご旅行であれば高速バスが安上がりになるケースもありますので、クルマ=コストパフォーマンスが優れているという訳ではないことはご留意ください。