京都市交通局(市バス・地下鉄)・京都バスの「乗り継ぎ割引」について

この記事では、京都市交通局が運行する京都市バス・京都市営地下鉄、及び京都バスの「乗り継ぎ割引」制度について詳しく解説していきます。

京都市交通局及び京都バスの乗り継ぎ割引制度は、「トラフィカ京カード」・「ICカード乗車券(ICOCAなど)」で市バス・京都バス・地下鉄をご利用の場合に適用されますが、それぞれ割引額が異なるなど、大阪シティバス・大阪メトロの乗り継ぎ割引のようなシンプルな仕組みではありません。また、現金利用の場合は乗り継ぎ割引はありません。

以下、「トラフィカ京カード」と「ICカード乗車券」それぞれの割引額・割引の条件などを見ていきます。

トラフィカ京カードによる乗り継ぎ割引

トラフィカ京カードは、京都市交通局が発売するカード乗車券(磁気カード)で、1000円のカードで1100円分、3000円のカードで3300円分のご利用が可能となっています。利用する際には運賃箱の「カードリーダー」に通して頂きます。

バスとバスを乗り継ぐ場合

条件1回目の運賃支払い(カードリーダーに通す)から2回目の運賃支払いまでが「90分以内」
割引額大人120円・子供60円

◇利用の例
京都駅前~(50系統)~立命館大学~(M1系統)~原谷=通常運賃460円・乗り継ぎ割引適用で340円

地下鉄とバスを乗り継ぐ場合

条件当日中に地下鉄・バスの両方を利用
割引額大人120円・子供60円

◇利用の例
地下鉄京都駅~(烏丸線)~国際会館駅~(京都バス24系統)~岩倉実相院=通常運賃520円・乗り継ぎ割引適用で400円

注意点など

・1回目の乗車などでカード残額が不足する場合、バスの場合は不足運賃表示後、追加で新しいトラフィカ京カードを通して頂くと割引適用も含めそのままご利用頂けます。地下鉄の場合は新しいカードを同時に改札に通して頂くとそのままご利用頂けるほか、精算機でバス連絡割引券を購入することも可能です。
・カード残額が途中(1回目の乗車など)でゼロになるような場合、バスの場合は残高ゼロのカードを2回目の支払い時に通し、表示される割引運賃を新しいカードなどでお支払い頂く形となります。地下鉄の場合は新しいカードを同時に改札に通すか、残高ゼロのカードを精算機に入れて割引運賃を精算する形となります。
・京都市交通局の運行する「100円循環」は割引が適用されません。
・トラフィカ京カードは地下鉄線と乗り入れる近鉄京都線、京阪京津線との相互利用は出来ません。また京阪バス、京阪京都交通バス、西日本ジェイアールバスの各路線は利用できません。
・バスの乗り継ぎは何度乗り継いでも偶数回目の乗車(4回目・6回目)に割引が適用されます。地下鉄とバスの乗り継ぎについても相互の乗り継ぎを行う度に割引が適用されます。

ICカード乗車券による乗り継ぎ割引

乗り継ぎ割引は、全国相互利用対象のICカード乗車券でも適用されます。利用可能なICカード乗車券は、ICOCA・Pitapa・Suica・PASMO・TOICA・SUGOCA・manaca・Kitaca・nimoca・はやかけんの10種類です。

なお、割引額はトラフィカ京カードよりも少なくなります。

バスとバスを乗り継ぐ場合

条件1回目の運賃支払い(カードリーダーに通す)から2回目の運賃支払いまでが「90分以内」
割引額大人90円・子供40円

◇利用の例
京都駅前~(50系統)~立命館大学~(M1系統)~原谷=通常運賃460円・乗り継ぎ割引適用で370円

地下鉄とバスを乗り継ぐ場合

条件当日中に地下鉄とバスを乗り継ぐ場合
割引額大人60円・子供30円

◇利用の例
地下鉄京都駅~(烏丸線)~国際会館駅~(京都バス24系統)~岩倉実相院=通常運賃520円・乗り継ぎ割引適用で460円


ICカードの場合は、割引額自体はトラフィカ京カードよりも低いですが地下鉄線と近鉄線・京阪線を相互利用する場合でも割引が適用されます。また残高不足の際にはチャージするだけですので、特に不便な点はありません。なお、1回目の乗車と2回目の乗車の間に京阪バスやJR線などを挟んでしまうと割引は適用されません。

観光利用の場合は「一日券」の方がお得

これまでトラフィカ京カード・ICカード乗車券で適用される京都市バス・京都バス・京都市営地下鉄線の乗り継ぎ割引の概要について解説してきましたが、このような割引を活用するシーンとしては、基本的には「市民」の方々などが日常利用をする場合が想定されています。

すなわち「観光」で京都市バス・京都バス・地下鉄線を利用する場合には、基本的には「バス1日券」・「地下鉄・バス一日券(二日券)」をはじめとする乗り放題の乗車券の方がお得になる場合が多くなります。

例えば京都駅を起点に、通常運賃を払いながら清水寺・嵐山・金閣寺を巡る場合、市バス等をメインに地下鉄線も活用しながら移動していけば、すぐに地下鉄・バス一日券の料金である900円に到達してしまいます。バス同士の割引も、観光していれば90分という制限時間はすぐに超えてしまいますので、基本的に乗り継ぎ割引は日常利用に特化した運賃制度と言える状況です。

まとめ

・京都市バス、京都バス、京都市営地下鉄の乗り継ぎ割引は「トラフィカ京カード」と「ICカード乗車券(全国相互利用対象)」で適用されます。

・割引額は以下の通りです。
◇トラフィカ京カードの場合 バスとバス・地下鉄とバスともに=大人120円・子供60円
◇ICカード乗車券の場合 バスとバス=大人90円・子供40円 地下鉄とバス=大人60円・子供30円

・乗り継ぎ割引は、主に市民の方などの日常利用に適しており、1日であちこちを巡る「観光利用」の場合は「一日券」などの乗り放題乗車券がお得となります。