【野神古墳】石室の一部と石棺がそのまま残される前方後円墳は団地の敷地内に

観光のご案内

野神古墳(のがみこふん)は、JR奈良駅の南側、「大安寺」にもほど近い市街地の一角、UR賃貸住宅(旧公団団地)の桂木団地の敷地内にある古墳です。墳丘は地域の「野神さま」として長らく信仰されてきた中で、明治時代に水不足が発生した際に「井戸」があるという伝承に基づいてやむをえず掘削したところ古墳が出現したという歴史を有しています。なお、その際には刀や鏡などが出土していますが、出土品は散逸して現在その所在は不明となっています。

古墳の規模は現在こそ南北20メートル・東西10メートルほどになっていますが、かつては50メートル規模の前方後円墳であったと推定されています。古墳の築造は6世紀の初頭頃と推測されており、市内にある埋葬者が明らかでない古墳の中では新しい部類に入ります。

古墳の墳丘、竪穴式の石室ともに失われている部分が多いですが、石室の東側部分は現在も残されているほか、阿蘇ピンク石と呼ばれる凝灰岩でできた貴重な「家形石棺」も保存されており、団地の一角ではありますが、その姿をご覧いただくことも出来るようになっています。

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

奈良交通バス

・近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バス「白土町」・「シャープ前」・「イオンモール大和郡山」・「杏南町」・「杏中町」行き乗車、「大安寺」下車、南に徒歩約5分

野神古墳周辺地図