「鹿寄せ」とはどんな行事?内容・開催日程等を解説(奈良・飛火野で開催)

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この記事では、「奈良の鹿」に関する行事の中で、「鹿の角切り」に次いで有名な行事「鹿寄せ」についてご案内していきます。

鹿寄せは近年は夏と冬に実施されており、見学は無料となっています。また、別途有料で申し込むと観光行事ではなく個人・グループ単位での「鹿寄せ」を行う事も可能です。

以下、行事の概要(どんなものか)、開催日程・時間・場所などをなるべくわかりやすく解説していきます。

鹿寄せとは?

鹿の角切りほどの知名度はないものの、時折ニュースや新聞で取り上げられることもある「鹿寄せ」という行事。

簡単に言えば、「鹿寄せ」とはその名の通り「鹿」をただひたすらに「呼び寄せる」という行事です

奈良公園一帯の中でも「鹿の楽園」として知られる広々とした「飛火野」で、鹿寄せを行う人が「ナチュラルホルン」の美しい音色を奏でると、その音につられて大勢の鹿がその場に駆け寄って来る。そして集まった鹿たちにごほうびにエサ(どんぐり)をあげる。「鹿寄せ」とは、そのようなシンプルな行事となっています。

奈良公園内を歩いているだけでも、時として「鹿の群れ」を見ることはありますが、ここまで大量の鹿が一気に走って来るような姿はなかなか見られません。あふれんばかりの鹿の大群を見たければ、「鹿寄せ」を見るのが一番手っ取り早いという訳なのです。

なお、鹿寄せは、1892年(明治25年)に現在の「鹿苑」の前身にあたる「鹿園」竣工奉告祭でラッパを使って行われたことがルーツですが、現在は「鹿の角切り」のような伝統行事と言うよりは、純粋な観光イベントとして、観光客向けに実施されています。

鹿寄せの日程・時間・料金

鹿寄せは夏と冬に「無料」で実施

観光客向けに実施されている鹿寄せ。一般的な「無料」で実施される鹿寄せは、主に観光オフシーズンに実施されます。

2013年からは「なつの鹿寄せ」が定期イベントとして定着している他、冬にも鹿寄せが行われており、申し込みや予約も一切不要・料金無料でご覧いただけます。

なつの鹿寄せは概ね7月下旬~9月上旬頃、冬の鹿寄せは12月・1月~3月上旬頃のいずれも休日などに実施されますが、日程・曜日については毎年変動する可能性があります。

2020年の鹿寄せは「夏」に関しては7月19日~9月20日の間の「日曜日のみ」実施されました。

2020年12月1日(火)~12月14日(月)には 1月以降の鹿寄せとは違う主催者で「奈良の冬景~『鹿寄せ』」 として13日(奈良マラソン当日)を除く毎日開催されます。

2021年冬の鹿寄せについては、当初は1月8日(金)~3月6日(土)の金・土・日・祝日のみ開催予定でしたが、全日程が中止となりました。

※いずれも新型コロナウイルスの影響に伴い変更となる可能性もありますのでご注意下さい。

時間は夏が午前9時半~、冬が午前10時~となっており、所要時間は30分もかかりません。

鹿寄せは雨天の場合決行で、荒天時のみ中止されます。

有料の鹿寄せは「自分たちだけ」で楽しめます

無料イベントではない有料の「鹿寄せ」については、余り知られていませんが個人・グループ単位での申し込みが可能です。

つまり、ご家族などで「鹿寄せ」が見たい場合、奈良の鹿愛護会に申し込むことで「自分たちだけの鹿寄せ」をご覧いただくことが可能になっているのです。

有料の鹿寄せは、1日1組限定、料金は21,000円となっています。

1か月前までの予約が必須ですが、日程・時間の都合もある程度調整することが出来るようになっており、奈良旅行の記念に自分たちだけの「鹿寄せ」を楽しんでみても良いかもしれません。なお、場所は同じ飛火野で実施されますので、周辺に他の観光客がおられる場合もあります。

詳細は 奈良の鹿愛護会公式サイトの「鹿寄せ」のページ をご覧ください。

鹿寄せの開催場所・交通アクセス

鹿寄せの開催場所は、奈良公園一帯で最も広々とした芝生の空間が広がる「飛火野」となっています。

飛火野以外の場所で鹿寄せが開催されることはありません。飛火野エリア内での場所は、基本的にバス停に近い北側のエリアで行われるようになっています。バス停で降りれば、鹿寄せがどこで行われるかはわかるようになっていますので、迷うようなことはまずありません。

交通アクセスは、JR奈良駅2番バスのりば・近鉄奈良駅1番バスのりばから「市内循環外回り」・「高畑町」行きなど(他のりばからの藤原台・山村町行きも利用可能)をご利用の上、「春日大社表参道」バス停で降車してください。

運賃220円、各種全国共通ICカード乗車券などもご利用頂けるほか、奈良交通のフリー乗車券類もご利用頂けます。

バス停を降りると、東側一帯が飛火野となっていますので、そのまま飛火野エリアへお進みください。なお、雨の翌日などは足元が悪くなっている場合も多いですのでその点はご注意ください。

混雑は少なめです

さて、気がかりなのは「鹿寄せ」行事の混雑状況。鹿寄せ行事は、決して閑散としている訳ではありませんが、特に冬の時期など、オフシーズンが中心であること、また午前の比較的早い時間の開催であることもあり、鹿の角切りをはじめとするその他の観光イベントと比較するとそこまで大勢の観光客で溢れかえることはない。というのが実際の所です。

もちろん、土日など観光客が多い時には100人単位で見物人が集まる場合もありますので、始まる直前に訪れるよりは、少し早めに飛火野へ行っておいたほうが、「見やすい」位置で見学頂けることには間違いありません。但し、その他有名イベントのような混雑を気にするほどの状況ではありませんので、そのあたりはご安心いただければと思います。

まとめ

鹿寄せは、ナチュラルホルンの音色に誘われて「多数の鹿が駆け寄る光景」をご覧いただける行事です。

鹿寄せは、無料かつ予約不要のものは冬(1月~3月上旬頃)と夏(7月末~9月初頭頃)に実施されます。

有料の鹿寄せはご家族やお友達同士などで申し込むことでご覧いただけます。

会場は無料、有料を問わず「飛火野」です。春日大社表参道バス停から比較的近い場所で開催されます。

土日などには大勢の観光客が訪れることもありますが、基本的には心配するほどの混雑は見られません。