大和神社「ちゃんちゃん祭り」の日程・儀式内容のまとめ

戦艦大和ゆかりの神社で行われる「神輿行列」

その名の通り「戦艦大和」ゆかりの神社としても知られる奈良・天理市の「大和神社」。

大和神社は崇敬の厚い神社として知られ、現在でも多数の祭事・行事が行われていますが、その中でも最も有名で、華やかな行事であるのが「ちゃんちゃん祭り」

平成30年に、奈良県無形民俗文化財に登録・指定された奈良大和路の春の風物詩と言ってもよい祭事は、簡単に言えば、かなり大規模な「神輿行列」が特徴的なお祭りです。

日程は毎年4月1日

神輿行列は、ちゃんちゃん祭りの例祭が行われる毎年4月1日に行われています。

ちゃんちゃん祭り自体は、実は3月23日の宮入りと呼ばれる段階から始まっており、3月31日の宵宮などを経て、この4月1日の例祭を迎えます。

当日は13時30分から行列が神社から近隣の中山町にある御旅所へ向かい、そちらで祭祀を行った後、再び大和神社に還幸すると言う形で行われます。

神輿は、大和神社の神輿、そして大和神社の摂社である増御子神社の神輿の2種類が一列になって進む形となっており、行列は100メートルもの長さとなっています。

行列は見た目も彩り豊かであり、神輿の他にも天狗姿の猿田彦、近隣町内の氏子らがずらりと並び、太鼓・錦旗・千代山鉾・龍頭・梅の枝・小幣などを持って御旅所へ進みます。

奈良では、御旅所に向けて練り歩く祭事と言えば年末に行われる「春日若宮おん祭」が有名ですが、このちゃんちゃん祭りはおん祭程の規模はないものの、それに次ぐ規模の大行列として、奈良の春の風物詩の一つとなっています。

なぜ「ちゃんちゃん」なのか?

「行列」がみどころの「ちゃんちゃん祭り」。祭りの概要は上記で説明して来た通りですが、祭りの内容以前に「ちゃんちゃん祭り」というネーミングがユニークであると感じる方も多いかもしれません。この「ちゃんちゃん」という名前は、行列がお旅所へ向けて進んでいく際に、打楽器である「鉦鼓(しょうこ)」を鳴らす音が「チャンチャン」と聞こえるということで、それに由来するとも言われています。

その名前からは、一見すると行列を行う氏子らの着物や神饌(お供えの食べ物)などに関係するのかと想像してしまいますが、実は「鉦鼓」を鳴らす音というシンプルな由来を持つのです。

おん祭に次ぐ規模の行列を落ち着いた環境で見学可能

さて、「ちゃんちゃん祭り」の見学についてですが、見学は祭事の邪魔をしない限りは自由に行って頂けます。行列ということで、練り歩く姿が見たい場合は、大和神社や御旅所ではなく、近くの沿道から見学、または行列に随行するような形で移動しながら見学するのもおすすめです。

混雑については、ちゃんちゃん祭りは、伝統行事としては非常に価値の高いものであるものの、観光客からの知名度はそれ程高くないため、見学者で著しい混雑が発生するようなことはありません。参拝者向けに屋台が立ち並ぶ風景は見られますが、別途大規模なイベントが開催されるなどといったことはありません。

さて、「練り歩き」が終わってからの祭事ですが、御旅所に着いてからは、まずユニークなことに一部を除く多くの氏子らが「昼食」をとるという風景が展開されます。祭祀はこの昼食を終えた行われ、芸能の要素を持つ見どころである「龍の口舞」と「翁の舞」が行われるのは祭祀の終盤となっています。この舞はぜひ行列のみならずこの奉納舞も見ておきたい存在となっています。

大和神社への交通アクセス

大和神社へは、JR万葉まほろば線「長柄駅」から南東に徒歩約5~10分程度となっています。長柄駅前の案内地図や「大和神社」の立て札などもあるのでアクセスに迷うことはありません。駅の南側の踏切を渡って東方向へ進んでください。

なお、大和神社の専用駐車場は台数が少ない上、周辺には多数のコインパーキングなどがあるエリアではないので、クルマで来ることはお勧めできません。


関連記事:奈良「天理市」への交通・アクセス情報のまとめ(近鉄・JR線など)

関連記事:近鉄・JR奈良駅周辺~天理駅周辺の移動手段(電車・バス・車)まとめ

まとめ

以上、4月1日に行われ春の訪れを告げる大和神社「ちゃんちゃん祭り」の概要をまとめてきました。

行列の規模はおん祭に次ぐものであり、また伝統にも忠実に現在まで守られてきた祭事であり、知名度以上に「見る価値」の大きい祭事となっています。春はあちこちでイベント・行事が開催され、お花見を楽しまれる時期とも被ることもありますが、ぜひ歴史ある「ちゃんちゃん祭り」を訪れて奈良の風土に触れてみてはいかがでしょうか。


関連記事:奈良「大神神社」への交通手段を徹底解説!JR線の使い方・路線バスでのアクセス方法など

関連記事:奈良市内のおすすめ「人気観光スポット」30選