古都・奈良の「クリスマス」シーズンの観光は?イベントは?まじめに解説

奈良の「クリスマス」について

大規模なクリスマスイベント、奈良市では一切ありません

古都「奈良」。その地名だけで、クリスマスという現代的かつ西洋由来の「おまつり」とは縁がないように聞こえてしまいますが、そのイメージは間違っていません。

大阪や京都、東京と言った大都市圏であれば、クリスマスシーズンというのは飲食店にしても、テーマパークにしてもまさに「儲け時」であり、大勢の若者たちが街に繰り出す。そんな風景も珍しくはないでしょう。

しかし、奈良では当然と言えば当然のことですが、「クリスマス」にちなんだ大規模観光イベントの類は基本的に行われません。12月24日だから特にどうこうという訳ではなく、粛々と寺社仏閣は新年へ向けた準備を進める、そういったシーズンに過ぎません。

イルミネーション行事、奈良市ではありません

奈良のまちは、歴史ある場所である一方、「なら燈花会」や「なら瑠璃絵」など、「イルミネーション」イベントや「ライトアップ」イベントが意外にも多いのが特徴の一つでもあります。

しかし、クリスマスシーズンに関しては、奈良市内では観光イベントとしてのイルミネーション・ライトアップは特に行われません。12月24日・25日だから特別に何かのイルミネーションイベントがあるといったことは全くないのです。

イルミネーションは「天理」・「馬見丘陵公園」で開催

奈良でクリスマスの時期にイルミネーションイベントを楽しみたい場合、奈良市ではなく天理市「田井庄池公園」で実施される「天理市光の祭典」がおすすめです。

30万ものLED電球を使用したイベントは県下最大規模であり、アクセスについても天理駅から西に徒歩すぐの位置なので訪れやすくなっています。開催時間は17~22時となっています。

また、広陵町の「馬見丘陵公園」では「馬見クリスマスウィーク」として飲食などのイベントも含めたイルミネーションイベントが開催されます。こちらの開催時間は17~21時となっています。

観光客、少なくなります

奈良市では大規模なイベントもなければ、イルミネーションも特に行われない。この状況からもお分かりいただけるかと思いますが、要するにクリスマスシーズンは「観光客」が概ね少なくなります。

もっとも、近年は年間を通していつでも一定程度の観光客が見られますので、誰もいない。大仏殿や春日大社まで閑散としている。とまでは言えませんが、少なくとも混雑するシーズンではありません。

クリスマスだから電車が混むわけでもなく、奈良公園内の観光客が増える訳でもない。むしろ、若者は大阪方面へ行ってしまいますから、心なしかいつもよりも人が少ないように感じられる。そのような状況です。

歴史ある教会ではクリスマス礼拝も

ちなみに、クリスマスの「観光イベント」はありませんが、奈良市内には実は日本有数の歴史を持つ基督(キリスト)教会があります。

奈良のメインストリート「東向商店街」の中にある「奈良基督教会」は奈良らしく和風のデザインが特徴的な近代建築(重要文化財)が教会の建物となっており、教会では12月24日にクリスマス礼拝が実施されます。また、クリスマス前の期間にはコンサートも実施されています。

いわゆる観光・娯楽とはややテイストは異なりますが、クリスマス礼拝も含めてどなたでもご参加いただけるようになっており、訪れるともれなく重要文化財の教会建築を堪能することも出来ますので、しっとりとした時間を過ごしに訪れてみるのもよいかもしれません。

静かな「観光」にはむしろメリット!

これまで、「奈良のクリスマス」には一部のイルミネーションを除き大規模な観光イベントが基本的にない。観光客が少なくなる。というどこかネガティブな情報を中心にお伝えしてきましたが、

これは裏返せば「静かに観光したい」というニーズにはぴったりの期間ということにもなります。

奈良のオフシーズンは冬であり、このクリスマス期間周辺以外にも、年明けしばらく経ってからの時期や2月も観光客が少ない状況が続きます。

【オフシーズン】奈良の「2月」はどんな感じ?行事イベント・混雑・天候など

近年のインバウンド(外国人観光客)の増加によって「観光=人混み」というイメージが固定化されつつありますが、時期や場所を選べばまだまだ「静かな奈良」を味わうことも可能です。華やかなクリスマスイベントもよいでしょうが、ぜひクリスマスの時期に静かな奈良を訪れて、混雑するシーズンでは味わえないゆったりとした時間を満喫してみてはいかがでしょうか。