【八柱神社(都祁)】ユネスコ無形文化遺産「題目立」で知られる山里の神社

観光のご案内

八柱神社(都祁)は、奈良市東部山間部の都祁エリア(大和高原エリア)の中心部である名阪国道針ICからは北東に離れた「上深川町」と呼ばれる農村に位置する神社です。

神社は地域の方々の崇敬を集める静かな空間となっており、年間を通して「観光スポット」として知名度を有するような存在ではありませんが、毎年八柱神社では10月12日、「秋祭り」の宵宮に「題目立」と呼ばれる民俗芸能が行われます。

この「題目立」は、音楽や所作といった「動き」を伴わず、烏帽子に直垂姿の8~9人の語り手たちが源平合戦に関する物語『厳島』・『大仏供養』(他『石橋山』と呼ばれる物語もありますが、長編であるため実施されていません)をユニークな節回しで語るというものであり、現在は少子高齢化で年齢を揃えることは難しくなっているものの、長らく数え17歳になった若者たちが担う形で実施されて来ました。現在の日本でこのような語り物が残されているケースは非常に少なく、少なくとも室町時代からの歴史を持つとされる題目立は、中世日本における芸能の在りようをほぼそのまま伝えている貴重な存在として2009年(平成21年)には「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。

題目立は本殿近くの庭において10月12日19時頃から実施され、当日は関係者のみならず一般の方でもご覧いただけるようになっているため、遠方から貴重な民俗芸能を一目見ようと訪れる方が多いことで知られています。

なお、八柱神社のご祭神は高御産巣日神・神産巣日神・玉積産日神・生産日神・足産日神・大宮売神・御食津神・事代主神となっています。

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

八柱神社への電車・バスによるアクセスは利便性が非常に低くなっており、タクシーもしくはお車でのアクセスが一般的なアクセス手段となっています。

バス利用の場合、近鉄榛原駅もしくは天理駅から「針インター」行きのバス、もしくはJR・近鉄奈良駅から「北野」行きを利用し「下水間」バス停で「針インター」行きに乗り換えるルートを利用し、「針インター」バス停までお越しいただいた上で、奈良市都祁地域コミュニティバス(北コース・上深川経由便)に乗り換えて頂き神社まで東に徒歩3分ほどの距離にある「上深川(寿製茶工場)」バス停までアクセスする必要があります。本数はいずれのバスも1日数本程度と少なく、また乗り換えが必要になることから利便性は高くありません。

バス以外の公共交通の場合はやや運賃は高くなりますが、JR・近鉄奈良駅、天理駅などからタクシーをご利用頂くのがおすすめとなっています。山間部を長距離移動することになりますが、いずれの駅からも所要時間は約30~50分程度とバスよりも大幅に短くなり、運賃も1万円を超えることは基本的にありません。

お車の場合は、名阪国道小倉ICから県道127号線を北進するルート、もしくは奈良市街地方面から県道80号・25号・245号線経由でアクセスするルートのいずれかがおすすめです。神社に大規模な駐車スペースはありませんが、神社前に参拝のための駐車を行うことは可能になっています。

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