【尾山代遺跡】月ヶ瀬梅林の近くに残される奈良時代の集落跡

観光のご案内

尾山代遺跡(おやみでいせき)は、奈良市東端「月ヶ瀬エリア」、有名な月ヶ瀬梅林からも比較的近い場所にある遺跡です。この遺跡は「古代の集落跡」のものであり、奈良時代から平安時代にかけて、大安寺などに木材を供給する「杣(山林)」を管理する人々が住んでいたと考えられています。発掘調査では竪穴式住居・堀立柱建物・土拡柱穴・杭列などが確認されているほか、土器(須恵器・土師器)・鍛冶道具・鉄滓(鉄くず)・漁網に使用される重り・土馬なども出土しており、出土した土器には「美濃」の文字が見られたことから、遠隔地から平城京に納入された「調(税)」をこの「杣」の住民が使用していたことも伺えるようになっています。

奈良市街地からはかなり離れた場所にある遺跡ですが、昭和期に発掘調査が行われた後、芝生に覆われた史跡公園として丁寧に整備がなされており、住居・鍛冶場の建物がそれぞれ簡易的に復元されたものもあるため、古代史が好きな方などにとっては比較的見ごたえのある遺跡となっています。月ヶ瀬梅林一帯の散策と併せて立ち寄りやすい場所にありますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

JR奈良駅・近鉄奈良駅から

奈良交通バス「石打」行き乗車、「尾山診療所前」下車、北西に徒歩約7分

伊賀鉄道上野市駅から

三重交通バス「桃香野口」行き乗車、「尾山診療所前」下車、北西に徒歩約7分

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