捻廊(春日大社)

【捻廊(春日大社)】かつての建築技術の高さを実感できる捻れた登廊

概要

捻廊(ねじろう)は、春日大社本殿のすぐそば、社殿の東側を囲む「北御廊」と内侍殿と呼ばれる建物の間を結ぶ登廊(重要文化財)です。その「捻」というユニークな名の通り、捻廊は必ずしも上下左右が均整の取れた形状とはなっておらず、建物の高さの違い、また柱の位置のずれにむしろ合わせる形に建物全体が「捻れた」形に設計されています。

当初の建立年代は平安時代にまでさかのぼるとも言われる捻廊は、鎌倉時代にはすでに現在と同じ姿を、また現在の建物自体は江戸時代の宝永年間に建立されたとされており、伝説の彫刻家左甚五郎の作とすら伝わる歴史を有していますが、少なくとも中世には柱や垂木、桁といった部材を周辺の高低差に合わせて自在に組み上げる技術があったことが伺える存在となっており、日本古来の伝統的な建築技法が高度な技術水準を有していたことが実感できるようになっています。

アクセス

※春日大社本殿参拝受付から順路を進み、本殿正面を過ぎた先で北に曲がってすぐの位置に「捻廊」があります。

※春日大社本殿一帯の拝観には500円の特別参拝料をお支払い頂く必要があります。また拝観不可の期日も比較的多いですので以下の記事であらかじめご確認の上ご訪問ください。

https://narakanko-enjoy.com/?p=19744

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩約5分(※参拝受付まで)

周辺地図