青田家住宅

【青田家住宅】築150年を越える重厚な町家建築

ごあんない

青田家住宅(あおたけじゅうたく)は、ならまちエリアの中心部から少し離れた「福智院」の近く、高畑エリア・新薬師寺方面へ向けて伸びるなだらかな坂道沿いに建つ重厚な町家建築です。

この町家は、所有者である青田家が「横田屋」の屋号を名乗り「醤油」販売を長らく行って来た「商家」であり、建てられた時代は江戸時代の嘉永年間・安政年間とも伝わっていますが少なくとも19世紀の中頃に建てられたことは確かであり、築150年を超える奈良市内でも有数の古い町家建築となっています。

建築様式としては、上方向に反った形の「むくり」を有する大きな切妻屋根を持つ「主屋」は通り庭と1列に並んだ4室の座敷を有し、その正面にある格子は向かって右側が奈良独自の「法蓮格子」、左側は突き出した出格子となっており、いずれもならまちの一般的な町家のものよりも太い部材を使っているため重厚感が際立つ存在となっています。

また、西側にある庭の裏手には落棟座敷と呼ばれる空間があり、内部は2列・5室の座敷が広がっているほか、蔵についても合計3か所設けられており、全体として見るとその規模の大きさはならまちエリア最大級の町家「木奥家住宅」に匹敵する規模になっています。

なお、青田家住宅は2017年までの一時期はゲストハウス・飲食店を兼ねた空間として店舗利用されていましたが、業者が撤退したことから現在は空き家となっており、内部の見学などを行う事は出来ません。しかしながら、外観をご覧いただくのみでも十二分に「町家」の風情を体感して頂けるようになっていますので、高畑エリアとならまちエリアを行き来する際にはぜひその重厚感ある佇まいをご覧になってみてはいかがでしょうか。

アクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環内回り」・「中循環内回り」・「藤原台」・「山村町」・「鹿野園町」行き乗車、「破石町」下車、西に徒歩3分

・JR、近鉄奈良駅から「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行き乗車、「奈良ホテル」下車、南東に徒歩5分

近鉄奈良駅から南東に徒歩20分

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