【疱瘡地蔵・正長元年柳生徳政碑】「土一揆」に関わる歴史を伝える碑文はお地蔵さまの脇に

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疱瘡(ほうそう)地蔵・正長元年柳生徳政碑は、剣豪の里「柳生」エリアの南側にあるみどころの一つであり、川沿いにある巨石にお地蔵さまと碑文の両方が彫られたものとなっています。知名度としては、疱瘡よけのために造立された素朴なお地蔵さまもさることながら、お地蔵さまの正面右下に記された碑文のほうが歴史遺産として良く知られた存在であり、碑文は室町時代の中頃に京都で発生し、奈良方面にも波及した「正長の土一揆」の際に農民の側が勝ち取った「徳政令」について記されたものとなっています。

碑文は現在は風化でほとんど読み取ることが出来ませんが、「正長元年ヨリ サキ者カンへ四カン カウニヲ井メアル ヘカラス」と記されており、周辺エリアの農民が背負う負債が帳消しになった旨が記されており、農民の立場からの歴史を示す貴重な碑文として知られています。

疱瘡地蔵

柳生街道沿いにある「疱瘡地蔵」。覆屋で丁寧に保護されているお地蔵さまの周辺には、一見すると「正長元年柳生徳政碑」らしきものは見当たりません。

正長元年柳生徳政碑

正長元年柳生徳政碑は、お地蔵さまの向かって右側下部に石が四角形に彫られた場所があり、そちらに碑文が記されています。現在は風化により碑文を目視することは難しい状況です。

疱瘡地蔵が彫られている巨石には、柳生街道側にも複数の石仏が彫られています。

アクセス(電車・バス)

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「柳生」「邑地中村」「石打」行き乗車、「柳生」下車、南東に徒歩約15分

※車で訪れる場合は柳生観光駐車場をご利用ください(駐車場から神社まで南に徒歩約8分)

疱瘡地蔵・正長元年柳生徳政碑周辺地図