【影向の松】クロマツの木の下では春日若宮おん祭「松の下式」が執り行われる

ごあんない

影向の松(ようごうのまつ)は、春日大社の参道沿い、「一の鳥居」のすぐそばにあるクロマツの木です。

その昔には春日大明神がこの地に翁の姿で降りたたれ、萬歳楽を舞われたという伝説も残される由緒ある空間は、鎌倉時代後期に記された『春日権現験記』にもその存在が記されており、「古木」として知られていましたが、平成に入ってから松が枯死したため新たに植樹され、現在「古木」は「切株」のみがその面影を伝える存在となっています。なお、「松の木」は芸能の神様の依代としても知られており、長い歴史を有するこの「影向の松」は能舞台の鏡板に描かれる「老松」の絵の由来であるともされています。

現在でも、この影向の松の下においては、「春日若宮おん祭」における重要な儀式の一つ「松の下式」が執り行われ、細男(せいのお)座・田楽座・猿楽座がそれぞれ「お旅所」に入る前に芸能を披露するほか、同日には興福寺に関係の深い「宝蔵院流槍術」の奉納もこの地で行われます。

影向の松

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アクセス

奈良交通バス

・JR奈良駅から「市内循環外回り」「春日大社本殿」「山村町」「藤原台」「鹿野園町」「奈良佐保短期大学」「天理駅」「下山」「窪之庄」「県庁前」行き乗車、「県庁前」下車、南東に徒歩6分

近鉄奈良駅から南東に徒歩12分

一の鳥居は西側すぐ

影向の松周辺地図