【月日磐】春日山遊歩道沿いにある謎めいた石は「氷室神社」のルーツにも深く関わる

ごあんない

月日磐(つきひいわ)は、春日山遊歩道を入ってしばらくの位置、奈良公園内を流れる吉城川(水谷川)沿いにある幅1メートル、高さ80センチほどの「石(岩)」です。

この石には、太陽(日)と三日月の図が刻まれており、その描かれた時期、描かれた理由などは明らかになっていませんが、この地は「氷室神社」の創建に深く関わる地であることで知られています。

奈良国立博物館の近くにある氷室神社は、奈良時代がはじまって間もない和銅3年(710年)7月22日にこの月日磐に「氷神」をお祀りし、貞観2年(860年)に現在地に移転したという記録が残されており、創建のルーツはその時点にさかのぼると考えられています。周辺には氷を保存する「氷室」も設けられその後奈良時代には「献氷祭」が欠かさず行われていたともされています。

現在は「氷室神社」の面影は余りありませんが、かつての「氷室」のあった地という歴史に思いをはせながら、月・日が彫られた石をご覧いただける歴史ロマンを感じさせるスポットとなっています。

なお、月日磐はハイキングコース沿いの直下にある沢沿いにあるため、近くまでアクセスすることは危険かつ難しい状況となっており、ハイキングコース沿いからその独特のモチーフをご覧いただく形となります。

月日磐

【氷室神社】奈良公園内に鎮座するユニークな「氷」の神様

アクセス

奈良交通バス

・JR奈良駅東口、近鉄奈良駅から「春日大社本殿」行き乗車、終点「春日大社本殿」バス停下車、北東に徒歩約10分~15分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車、「若草山麓」バス停下車、東に徒歩約10分

洞の地蔵石仏から東に徒歩2分・水谷神社から東に徒歩約10分

周辺地図