春日大社直会殿

【春日大社直会殿】神様の「お食事(神饌)」を頂く「直会」の儀式を執り行う空間

ごあんない

本殿近くのひときわ大きな檜皮葺の建物です

春日大社「直会殿(なおらいでん)」は、春日大社本殿の南西側、特別参拝を行わない場合の「参拝所」の真横に位置する東西4間、南北8間のスケールを有する比較的大きな建物です。当初の建立時期は周囲の建造物と同じく貞観元年(859年)とされますが、実際には奈良時代の創建期からあったとも推定されています。なお、現在の建物は江戸時代の慶安5年(1652年)の建立であり、近年も含めその後も改修が随時行われているため、現在も檜皮葺の重厚な屋根も含め、美しい状態を保ち続けています。

神様へのお供えを参列者で頂く「直会」の儀式が行われます

この建物は、春日大社の例祭である春日祭において、勅使・弁以下の方々による「直会の儀式」が行われる施設となっています。「直会」とは、簡単に言えば「神酒」や「神饌」と呼ばれる神様へのお供え(食事)を神事の後でその参列者によって頂くというユニークな儀式であり、この直会殿において神様のお力を分けて頂く意味も込めて「直会」の儀式が長く行われてきたのです。

また、この建物では神仏習合の浸透によって興福寺とのつながりが深まる中世においては『法華経』8巻の講義などを行う法会「法華八講」が頻繁に行われる空間となったため、「八講屋」とも呼ばれてきた歴史も持っています。

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩7分

本殿参拝受付から西にすぐ・林檎の庭及び社頭の大杉から西にすぐ

※春日大社本殿一帯の拝観には500円の特別参拝料をお支払い頂く必要があります。また拝観不可の期日も比較的多いですので以下の記事であらかじめご確認の上ご訪問ください。

https://narakanko-enjoy.com/?p=19744

春日大社直会殿周辺地図