春日大社中門・御廊

【春日大社中門・御廊】「本殿そのもの」と誤解する方も多い本殿正面に建つ美しい建物

ごあんない

春日大社の「中門(ちゅうもん)」・「御廊(おろう)」は、春日大社本殿のすぐ南側正面に建つ楼門建築と小さな回廊のような建物であり、本殿一帯を丁寧にお守りするような形で設けられています。

高さ10メートルほどの立派な楼門と美麗な御廊は、御廊の創建は平安時代の寛治7年(1093年)以前と古く、現在のものも江戸時代の慶長18年(1613年)に造替された歴史あるもので、本殿近くでは最も目立つ建物となっています。また、本殿のすぐそばまでは近づけないこともあってこの「中門」が本殿であると勘違いされる観光客の方もおられるようですが、実際には本殿ではなく、中門は本殿へ向かって一般参拝者が祈りを捧げるスペースとして機能する空間となっています。

なお、中門のデザインとしてひときわ目を引く曲線状の屋根「唐破風」は近代になってから設けられたものであるほか、御廊の建物は本殿で行われる祭事においては神職が座る場所などとして用いられていますが、かつて神仏習合によって興福寺とのつながりが非常に強かった時代においては、本殿前で僧侶らが「読経」するスペースであったとも言われています。

春日大社「本殿」の撮影は厳禁となっていますが、中門についても正面から撮影すると本殿が一部写り込むため、基本的には斜めからのみ撮影可能となっています。

【春日大社本殿】奈良時代から「春日神」を祀る4棟の本殿が並び立つ神聖な空間

アクセス

※春日大社本殿一帯の拝観には500円の特別参拝料をお支払い頂く必要があります。また拝観不可の期日も比較的多いですので以下の記事であらかじめご確認の上ご訪問ください。

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奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩5分

春日大社本殿は北側正面、本殿参拝受付から北にすぐ、社頭の大杉から北西にすぐ、林檎の庭から北西にすぐ、手力雄・飛来天神社遥拝所から西にすぐ、内侍殿から東にすぐ

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