【船戸神社】春日大社の「交通安全の神様」は車で乗り付けて祈祷を受けることも可能

船戸神社(春日大社) 観光スポット・みどころ

参拝のご案内

交通安全・旅行安全の神様です

船戸神社(ふなどじんじゃ)は、春日大社境内の本殿からは少し離れた場所(バス乗り場や駐車場に最も近い地点)に鎮座する春日大社の末社です。周辺の摂末社を巡る「水谷九社めぐり」では最後の第九番納札所となっています。

ご祭神としては衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)と呼ばれる神様を祀っており、交通安全や旅行の安全にご利益のある神様として知られています。例祭は毎年6月5日の斎行です。

なお、この衝立船戸神は、日本神話における伊弉諾尊(イザナギ)様が黄泉の国より逃げてきた際に投げた杖から産まれた神様とされており、悪霊を「塞ぐ」イメージから旅行・交通にご利益のある神様、道祖神として信仰を集める存在となっています。

車の祈祷を申し込むと御祓いをして頂けます

船戸神社は、交通安全の神様であることから駐車場に隣接する形で「車御祓所」と共に設けられており、御祓所に車で乗り付けた上で祈りを捧げることが可能で、駐車場以外の車両乗り入れが基本的に不可能な春日大社では異色の存在にもなっています。

車の御祓いについては、近くにある御祈祷所で申し込んで頂く形となっており、申込をすることで実際に御祓所において神職の方による御祓いが行われ、クルマのナンバーなどが読み上げられたりする祈祷も行われます。

ルーツはかつての興福寺大乗院に

神社の歴史について見ると、この神社は当初から春日大社にあった訳ではなく、興福寺にかつて存在した塔頭・門跡寺院「大乗院」内にあった「祈祷社」の鎮守社にそのルーツを辿ることが可能です。

春日大社と興福寺は長らく「神仏習合」文化の中で関係が深かったという歴史(関連記事:春日大社の歴史興福寺の歴史)がありますが、明治期に神仏分離・廃仏毀釈によって興福寺が衰退・大乗院が廃絶した際に春日大社に神社を遷座し、以降末社船戸神社となり現在に至ります。

船戸神社の風景

船戸神社はクルマの御祓いに特化した神社として駐車場の近くに設けられており、「車御祓所」からは見上げるような場所に鎮座しています。

車のお祓いは、それほど敷居の高いものではなくどなたでも気軽に受けることが可能です。なお、御祓所は駐車スペースではありませんので、関係のない車両は間違って駐車することがないようにご注意ください。

アクセス・地図

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス大宮通りルート(通年運行)及び若草山麓ルート(不定期運行)「春日大社本殿」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩2分

※バス停の北側の道をのぼり始めた場所に船戸神社が設けられています。また、船戸神社の真下に車御祓所があり、駐車可能になっています。

総宮神社から南西にすぐ・一言主神社から南西にすぐ・桂昌殿から西にすぐ・春日大社回廊から西に徒歩2分・春日大社本殿一帯から北西に徒歩3分

船戸神社周辺地図