秋篠寺大元堂

【秋篠寺大元堂】秘仏「大元帥明王」を祀る空間は年1回のみ特別公開される

ごあんない

秋篠寺「大元堂」は、有名な「伎芸天」などを祀る秋篠寺本堂の南西側すぐの位置にあるお堂であり、奈良時代の様式に比較的近い素朴な本堂とは異なり、唐破風や龍の透かし彫りなど装飾性の強い外観を持つ建物となっています。このお堂は毎年6月6日の年間1回のみしか公開されない秘仏「大元帥明王(重要文化財)」を祀る空間となっており、公開当日は秋篠寺で唯一「御朱印」が授与される日ということもあり大勢の参拝者が訪れることで知られています。

「大元帥明王」とはインドの鬼神アータヴァカに由来し、インド神話では悪い鬼神であったものが密教においては不動明王などに匹敵する善き神となり、国家安泰・必勝祈願などにご利益のある存在として信仰を集めてきました。秋篠寺の大元帥明王像は、鎌倉時代に造立されたと考えられる極彩色の立像であり、激しい怒りの表情を見せる一方、6本の手(六臂)を持ち、体のあちこちに蛇が巻き付くという類を見ない独特の姿をしていることで知られ、その筋骨隆々としたたくましさも含め、リアリティと慈悲が溢れる伎芸天などとは対照的な「迫力」に満ちた姿が印象的な存在となっています。

なお、多くの参拝者が訪れる6月6日の公開当日はすぐに拝観できず、長蛇の列となる場合がありますのであらかじめその点はご留意の上訪問されるようにしてください。

【秋篠寺】「伎芸天」などで有名な寺院は苔むした樹林の風景も美しい

拝観情報(秋篠寺)

◇拝観時間

・9時30分~16時30分

◇拝観料

・高校生以上500円・中学生以下無料(※拝観には成人の方の同伴が必要です)

◇御朱印について

・秋篠寺では通常時は御朱印の授与は行われていません。授与は毎年6月6日、秘仏の大元帥明王像の公開時にその御朱印を頂ける機会が唯一となっています。当日は混雑が予想されますので訪問時はその点をご留意ください。

アクセス

奈良交通バス

・近鉄大和西大寺駅から「押熊」行き乗車、「秋篠寺」下車(運賃190円)、西に徒歩4分

近鉄大和西大寺駅から北西に徒歩約20分

秋篠寺本堂から南西に徒歩すぐ

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