観光のご案内
法華寺「慈光殿」は、法華寺の本堂の南西側すぐの位置にある建物で、歴史的建造物ではなく、法華寺の所蔵する文化財の収蔵庫として用いられています。
この建物は毎年秋の正倉院展の期間に合わせて本堂の本尊十一面観音菩薩立像とともに特別公開され、その期間中のみ内部をご覧いただき、法華寺の所蔵する「仏像」以外の貴重な文化財も含めて拝観して頂けるようになっています。
収蔵品としては、法華寺の誇る国宝の一つである「絹本着色阿弥陀三尊および童子像」が最も有名な存在であり、こちらは仏像ではなく仏さまの姿などを描いた平安時代の「仏画(絵画)」となっています。この仏画は立派な阿弥陀如来さまを朱色などの温和な色彩で描きあげており、この阿弥陀如来が描かれたものと、観音・勢至菩薩、また持幡童子が描かれたものの計3幅からなる比較的スケールの大きな絵画となっています。
なお、仏像としては阿弥陀如来立像(鎌倉時代)・四臂不動明王像(鎌倉時代)・釈迦如来像(江戸時代)などが安置されているほか、復元五重小塔・古瓦・土器なども展示されており、奈良時代から続く法華寺の歴史を体感できる空間にもなっています。

【法華寺】光明皇后ゆかりのお寺は「庭園」の美しさでも知られる
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次項では、拝観に関する情報を解説していきます。
拝観情報
拝観時間:9時~17時(16時30分までに受付をお済ませください)
◇本堂・慈光殿・華楽園の共通拝観料
大人(高校生以上)1000円・中学生800円・小学生400円
次項では、交通アクセスについてご案内致します。
アクセス(電車・バス)
※法華寺拝観受付まで
・JR奈良駅(西口)、近鉄奈良駅から「大和西大寺駅」行き乗車、「法華寺」下車、西に徒歩4分
近鉄新大宮駅から北西に徒歩16分
法華寺拝観受付から東に徒歩2分
※駐車場有り(普通車約50台・拝観者は無料)
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