法華寺「横笛堂」

【法華寺横笛堂】『平家物語』ゆかりの法華寺境内最古の建築

ごあんない

法華寺「横笛堂」は法華寺境内の南東側、拝観受付の裏手すぐの位置にある小さなお堂です。法華寺の建築は桃山時代末に豊臣秀頼・淀君の寄進で復興された時点以降のものが多くなっていますが、この横笛堂に関しては、重源や叡尊上人が復興に尽力した鎌倉時代に建立されたものとなっており、法華寺の現在の伽藍においては最古の建造物となっています。なお、かつての横笛堂はもう少し南側の現在の境内からは外れた場所に建っていたとされており、かつての跡地には「横笛地蔵」をお祀りする地蔵堂が設置されています。

ちなみに、その「横笛」というユニークな名前からも想像できるように、このお堂はかつて『平家物語』第10巻において建礼門院の雑仕女として登場し、滝口入道(斎藤時頼)との悲恋を繰り広げた人物「横笛」が尼となった後に居住していた建物であるという伝承が伝わる場所にもなっており、現在は本堂に安置されている横笛本人が造像したともされる「横笛像」がかつて安置されていたことでも知られています。

本堂とは反対側に当たる受付の裏手にあることから、参拝者が訪れることは少ない場所ではありますが、関心がある方はぜひお堂をご覧になって横笛をめぐる文学世界、歴史のロマンに思いをはせてみてはいかがでしょうか。

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拝観情報

拝観時間:9時~17時(16時30分までに受付をお済ませください)

◇本堂及び周辺境内(括弧内は本尊公開時)

大人(高校生以上)500円(700円)・中学生300円(500円)・小学生200円(300円)・身障者250円(350円)

◇華楽園

大人(高校生以上)300円・中学生200円・小学生100円・身障者150円

アクセス

※法華寺拝観受付まで

奈良交通バス

・JR奈良駅(西口)、近鉄奈良駅から「大和西大寺駅」行き乗車、「法華寺」下車、西に徒歩4分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・近鉄奈良駅、JR奈良駅(西口)から「ぐるっとバス平城宮跡ルート」乗車、「法華寺・海龍王寺」下車、西に徒歩4分

近鉄新大宮駅から北西に徒歩16分

法華寺拝観受付から東にすぐ

※駐車場有り(普通車約50台・拝観者は無料)

周辺地図