西大寺聚宝館

【西大寺聚宝館】寺宝・仏像を多数収蔵する空間は拝観期間限定の施設

ごあんない

西大寺「聚宝館」は、西大寺の本堂の東側すぐの位置にある西大寺の寺宝・仏像を多数収蔵する施設です。その規模は比較的小さく、また重要な仏像は本堂・愛染堂・四王堂に分散する形で安置されているため、必ずしも規模の大きな収蔵庫という訳ではありませんが、国宝金堂宝塔を筆頭に、西大寺の歴史を物語る貴重な文化財をご覧いただけるようになっています。

収蔵品の中でもとりわけ有名な国宝金堂宝塔は、鎌倉時代に西大寺を復興した叡尊上人が文永6~7年頃(1269~70年頃)に鋳物師西珎らに製作させたものとされており、現在に至るまで金色の輝きを失う事なく保存され続けている存在となっています。その他にも鎌倉時代の密教法具も保存されており、仏像の世界に留まらない奥深さを感じることが出来るようになっています。

また、仏像についても複数安置されており、平安時代に造立された吉祥天女立像を中心に、その両脇には塔本四仏坐像と呼ばれる平安時代の阿弥陀如来像・宝生如来像がお祀りされているほか、江戸時代の行基菩薩坐像(重要文化財)如意輪観音半跏像・毘沙門天立像・韋駄天立像・不動明王坐像・慈真和上坐像も安置されています。

中心的な存在である吉祥天女立像は、像高180センチほどの堂々たる存在感を示す木心乾漆像で、かつては四王堂に安置されていたとも考えられています。塔本四仏坐像は、安置されている阿弥陀如来像・宝生如来像のみならず、東京国立博物館寄託の釈迦如来像、また奈良国立博物館寄託の阿しゅく如来像を合わせた四体で一組の存在となっており、全てが像高75センチほどと小ぶりであり、吉祥天女立像よりも少し古い時期に造立された、西大寺の仏像としては四王堂の「邪鬼」に次ぐ歴史を持つ存在となっています。

なお、聚宝館は公開されている期間が比較的短く、1年のうち3分の2程度の期間は公開されていない施設となっていますので、拝観を希望される場合は公開期間をあらかじめご確認の上訪問されることをおすすめします。

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拝観情報

堂内拝観料:大人(中学生以上)300円・小学生200円

拝観時間:午前9時~午後4時30分

公開期間:1月15日~2月4日・4月1日~5月31日・10月25日~11月15日

※境内の見学は堂内に入らない場合は無料で、自由に散策して頂けます。

※諸堂拝観共通券を購入すると、本堂・愛染堂・四王堂・聚宝館の四堂全ての堂内を1000円でご覧いただけます。

アクセス

近鉄大和西大寺駅から西に徒歩6分(奈良交通バス「大和西大寺駅」バス停からは西に徒歩5分)

西大寺東門から北西に徒歩2分・西大寺本堂から北東にすぐ・西大寺不動堂から北東にすぐ・西大寺愛染堂から北東に徒歩2分

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