【春日大社】原始林を含む広大な境内地を有する「世界遺産」は「藤原氏」ゆかりの神社

春日大社とは?

春日大社(かすがたいしゃ)は奈良公園の東側一帯、「春日山(御蓋山)」の麓を中心としたエリアに広大な境内地、また本殿周辺に留まらない多数の摂末社(社殿)を有する奈良市・奈良県内では最大級の神社で、「古都奈良の世界遺産」の一部に含まれる存在となっています。

歴史は平城京以前の飛鳥時代には遡りませんが、平城京に遷都された奈良時代に鹿島神宮から神様をお迎えし成立し、その後は有名な貴族「藤原氏」の「氏神様」として発展していった歴史を持っており、奈良から都が移ったあとも「興福寺」などとのつながりを強化しながらその規模を維持発展させ、現在に至るまで「奈良を代表する神社」として名高い存在となっています。

現在では「パワースポット」として若い方も多数参拝するようになった神社は、「藤原氏」の氏神としてのトレードマークとも言える「藤」の美しさや原始林に囲まれた境内の風景など、「自然」の美しさでも日本有数の存在となっており、早朝などを除いては年間を通して常に多数の参拝者で本殿一帯が混雑するような状況となっています。

春日大社の歴史・特徴

「藤原氏」の氏神としての歴史を一貫して歩んだ神社

春日大社の成立は、奈良時代が始まった頃、春日大社本殿の裏山にあたる「御蓋山」鹿島神宮から「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)」と呼ばれる神様をお迎えしたことにそのルーツを持つとされています。

またその後神護景雲2年(768年)11月9日には、当時の称徳天皇が出された勅命によって社殿が建立され、これが現在までの「春日大社」そのものの創建の由来とされています。この時ご祭神として「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)」様のみならず、「香取神宮」からは「経津主命(フツヌシノミコト)」大阪の「枚岡神社」から「天児屋根命(アメノコヤネノミコト)」と「比売神(ヒメガミ)」と呼ばれる神様も合わせてお招きしてお祀りすることになり、現在でもこれらは「春日神」と呼ばれる存在となっています。

この創建にあたっては、奈良時代から強い権勢を誇った藤原氏が大きく関わっていたとされ、創建期から「藤原氏の氏神」としての歴史を歩み始めた春日大社は、藤原氏が一層絶大な権力を有するようになる平安時代になると、「奈良の都」がなくなったにも関わらずむしろ発展していくことになります。春日大社には藤原氏より様々な「お墨付き」が与えられ、寂れていく奈良においては例外的な存在としてその存在感を高めていくことになるのです。

「興福寺」との強い関係性

春日大社が発展した平安時代、その中期を過ぎるころからは、同じく「藤原氏」と深いつながりを持ち、「藤原氏の氏寺」と呼ばれる興福寺と春日大社とのつながりも深まっていく事になります。神様は仏さまが姿を変えたものであるという本地垂迹説・神仏習合の文化が浸透していく中では、春日大社の存在感は守られつつも、興福寺の守護神的な役割として春日大社が位置付けられることになり、こちらも例外的に平安遷都後も勢力を維持拡大し、奈良を事実上支配するまでになった「興福寺」との互恵的な関係がどんどん強まっていくことになりました。

いわゆる「おん祭」も平安末期から興福寺が主導する形で開始されることになり、現在の奈良にも面影を残す春日大社と興福寺の深いつながりは、この後廃仏毀釈・神仏分離の時代まで長らく続くことになったのです。

手つかずの「自然」に包まれる

春日大社は、その1300年ほどの長い歴史の中で、神社周辺、また東側に広がる広大な「春日山」の森において狩猟・採集・伐採を禁じてきました。そのため神社の東側一帯は「春日山原始林」と呼ばれ世界遺産にも登録されており、山域の大部分は立ち入り出来ないものの、神社周辺においても巨樹などがあちこちでご覧いただけるなど、見る者を圧倒するほどの「自然」に包まれています。また、「森の中」にある神社は、藤原氏の氏神様らしく「藤の花」が野生のものも含めてあちこちで咲き誇ることでも知られており、特に春のゴールデンウイーク頃には原始林の自然、新緑、藤の花を全て味わって頂けるという実に贅沢な体験もして頂けるようになっています。なお、手つかずの自然ということもあり、植林されることが多い「桜」については春日大社境内には見られません。

春日大社の「宝物」について

春日大社は、明治の神仏分離・廃仏毀釈の流れを経て以降は基本的に独立した存在となり現在に至っていますが、春日大社は興福寺などのように顕著な「天災」・「戦災」、また「荒廃」を経験することなく1300年の歴史を歩んできた大変奇跡的な歴史を有する神社でもあり、その長い歴史を物語るように奉納されたものを含め多数の宝物を所蔵していることでも知られています。

宝物は通常時は「宝物殿」において選りすぐりの宝物をご覧いただけるようになっているほか、例えば2018年には奈良国立博物館において特別展示として「春日大社のすべて」が開催されたように、宝物が神社の外で展示される場合もあります。

宝物には、「蒔絵箏」・「平胡籙」・「秋草蒔絵手箱」などといった貴族文化を感じる工芸品、また「金地螺鈿毛抜形太刀」・ 足利義満が奉納した「金装花押散兵庫鎖太刀」・源義経が奉納したと伝わる「赤糸威大鎧」 ・楠木正成が奉納したと伝わる「黒韋威矢筈札胴丸」といった武士ゆかりの重厚な武具・武器の数々があり、各時代の太刀などを美麗な状態で保存している神社は全国でも珍しい存在となっています。このほかには春日大社の境内の様子を描いた「春日曼荼羅」鹿をモチーフにしたユニークな「鹿曼荼羅」や絵巻物といった「春日美術」、そして奉納される芸能(舞楽など)で使用される面など祭礼と深いつながりを持つものも所蔵しており、全国屈指の「国宝」や「重要文化財」の宝庫となっています。

拝観のコツ

混雑を避けるには?

春日大社は、近年の訪日外国人観光客の増加もあり、「本殿・回廊」一帯は日中時間帯はほぼ通年に渡って一定の混雑がみられます。混乱するほどの人混みは、「初詣期間」や「万燈籠」開催時のみなどに限られますが、すっきりとした空間でお参りや写真撮影をしたい場合、基本的に朝6時~9時頃といった「早朝」時間帯にお越しいただく必要があります。

また、本殿一帯以外では夫婦大國社・若宮神社周辺も人が多いことがありますが、問題になるほどの混雑は滅多に見られません。むしろ、周辺の「若宮十五社」エリアは比較的静かな環境でお参りできるようになっていますので、本殿周辺が混雑している際には、ぜひ南側の若宮十五社エリアにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

本殿の拝観日程の確認は必須

混雑を回避したとしても、もう一つ留意しておかなくてはならないのが様々な「日程」。春日大社では年間を通して様々な行事(儀式)がとり行われているため、そもそも本殿に参拝できない日程がかなり多く設けられています。詳しい日程は春日大社の基本情報に記していますが、本殿拝観不可の日程は思いのほか多いですので、参拝を予定される場合にはあらかじめ確認しておくことを強くおすすめします。

もっとも、拝観不可の行事を除く境内各所で実施の様々な行事はそれぞれ見どころが多いものですので、その行事の日程に合わせて春日大社をご参拝頂くのもおすすめとなっています。

境内のみどころ・風景

境内案内図

表参道周辺

春日大社の「表参道」は、奈良公園内、興福寺境内のそばにある「一の鳥居」から本殿一帯まで1キロ以上に渡り伸びています。途中沿道には「春日若宮おん祭」ゆかりのスポットをはじめ、奈良公園内の自然、また広大な芝生が広がる「飛火野」、奈良の鹿を保護する「鹿苑」春日大社萬葉植物園など多数のみどころがあり、参拝前後に立ち寄りやすくなっています。

【春日大社表参道】自然あふれる参道は重要な神事の舞台にも

回廊・本殿周辺

春日大社本殿は、「回廊」と呼ばれる建物に囲まれた内部にあり、本殿一帯のみは特別参拝料金(500円)が必要となります。参拝料金が必要なエリアには、本殿の他にも多数の末社があるほか、春日大社の「神山」である御蓋山に祈りを捧げる空間も設けられているなど、春日大社の深い歴史を実感して頂ける空間となっています。なお、西側・南側の回廊沿いは料金不要となっており、回廊内も参拝所(幣殿・舞殿)前・「砂ずりの藤」までは自由にお入り頂けるようになっており、多数の観光客でにぎわいを見せています。

【春日大社本殿特別参拝エリア】撮影不可の本殿以外にも多数のみどころを持つ「神域」

「若宮十五社」周辺

「若宮十五社」は、春日大社の境内南側にあり、春日大社本殿に次ぐ規模を持つ摂社「若宮神社」を中心に周辺に広がる計15か所の末社・遥拝所群であり、「若宮十五社巡り」として順にお参りすることで、多種多様な「ご利益」にあずかることが出来るとされています。

【春日大社「若宮十五社」】人生を送る上でのあらゆる「ご利益」にあずかることが出来る神社巡り

その他摂社・末社

春日大社には、境内・境内外も含めて61もの関連する摂社・末社があります。このうち多くは境内の本殿一帯及び「若宮十五社」に含まれていますが、近鉄奈良駅周辺にも末社が複数あるほか、春日山原始林の内部にも摂末社が設けられており、立ち入りは原則不可となっているなど、様々な場所に様々な由緒を持つ神社が設けられています。

【春日大社の摂末社一覧】61社にも及ぶ摂末社は境内に留まらず奈良市内にも点在する

国宝殿

春日大社「国宝殿」は春日大社が所蔵する国宝・重要文化財などの貴重な「宝物」を収蔵、展示するスペースです。春日大社は奈良では珍しく平安時代に栄えた神社となっており、「平安の正倉院」と呼ばれるほどに当時の貴重な文化財が多数残されています。貴重な武具や王朝時代の美意識を感じさせる工芸品などを間近にご覧いただけますので、参拝時にはぜひ国宝殿にもお立ち寄りになることをおすすめします。

【春日大社国宝殿】「平安の正倉院」コレクションとも言える貴重な文化財を展示する空間

萬葉植物園

萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)は、飛火野からも近い表参道の途中にある春日大社が運営する植物園です。この植物園では日本古来の植物を多数栽培しているほか、春日大社のトレードマークとも言える「藤」の花が多数咲き誇る空間としても知られており、大型連休頃の藤のシーズンになると、様々な種類の藤を一目見ようと大勢の観光客が訪れます。

【春日大社萬葉植物園】「藤」のシーズンには大変なにぎわいを見せる風雅な空間

境内の自然・「藤」

春日大社の境内地は、春日山原始林から続くうっそうとした森の中に広がっており、樹齢が1000年近い巨樹などもあるなど、手つかずの自然に包まれた風景が広がっています。また、春日大社の象徴とも言える「藤」の花は、萬葉植物園の藤のように丁寧に手入れされているもののほかにも、随所に「野生の藤」が生育しており、春の大型連休頃になると境内のあちこちで藤のある風景をご覧いただけるようになっています。

神社以外の建造物について

春日大社境内には、神社の社殿以外にも天皇陛下の行幸・勅使に関わる空間や、神事や神社の運営上重要な施設が複数設けられており、1000年以上の歴史を持つものも存在します。

車舎

【春日大社車舎】天皇や勅使の乗る「車」を留め置く歴史ある施設

着到殿

【春日大社着到殿】天皇陛下の行在所としても用いられた寝殿造風の建物

酒殿

【春日大社酒殿】本殿からもそう遠くない位置にある「酒造所」

竃殿

【春日大社竃殿】神様にお供えする「食べ物」を調理する空間

桂昌殿

【春日大社桂昌殿】美麗な外観を有する「徳川家」ゆかりの祈祷所

四脚門

【四脚門(春日大社)】桂昌殿の西隣にある門は「神仏習合時代」の歴史を伝える存在

春日大社の年中行事について

1月1日:0時~  「元旦初詣」

・初詣は一番太鼓の音とともに開始となります。

1月2日:10時~ 「日供始式並興福寺貫首社参式」

・神仏習合時代の名残で、「興福寺」の僧侶が春日大社において読経する儀式となっています。

1月3日:11時~ 「神楽始式」

・巫女の方によって秘曲「神おろし」が奏されるほか、一臈の御巫(最上位の巫女の方)は「千代」を奏して国家安泰や神楽が無事奉納できるように祈念が行われます。

1月5日:7時~ 「末社南市恵毘須神社例祭(南市初えびす)」

・奈良で最もにぎわいを見せる「初えびす」といっても過言ではない南市恵比須神社の初えびすでは、吉兆笹などの授与を受けようと奈良町の狭い路地に大勢の人々が詰めかける風景が見られます。

1月7日:10時~ 春日大社「御祈祷始式」

・幣殿で中臣祓(大祓詞)を奉唱して、国家安泰・皇室や国民の繁栄などが祈念されるほか、春日明神の「鹿島立神影」への拝礼、また狂言の奉納なども行われます。

1月10日:10時~ 末社佐良気神社「春日の初えびす」

・普段は小さな末社に過ぎない佐良気神社において行われる「初えびす」は、縁起物・お札・御守りの授与等も行われます。

毎年成人の日:13時~ 「舞楽始式」

・境内「林檎の庭」で行われる「舞楽始式」は、舞楽を1年間無事に奉納するために祈念する儀式となっており、その年はじめての舞楽の奉納が行われます。

1月第4土曜日:13時~18時頃 飛火野「大とんど」

・多くの「とんど」が1月中旬までに実施される中1月末に実施される貴重な存在でもある「大とんど」では、それぞれが持ち寄った縁起物などを焚き上げて頂けるようになっています。

【奈良・飛火野】春日大社の「大とんど」ってどんな行事?【日程・内容・アクセスなど】

毎年節分の日:18時~ 「節分万燈籠」

・夏の中元万燈籠と同様3000基の灯籠に明かりが灯され、回廊一帯が美しい光に包まれる行事となっています。なお、当日は回廊一帯も含め特別拝観料が必要となります。

【奈良】春日大社「節分・中元万燈籠」の日程・内容・アクセス情報など【年中行事】

2月17日:10時~ 「祈年祭」

・その年の五穀豊穣を祈るお祭りとなっています。

3月10日:10時~ 「辰の立榊式(たつのたてさかきしき)」

・春日大社の例祭である春日祭を行う前の儀式として「一の鳥居」に大きな榊が立てられます。

3月11日:15時~ 「巳の祓式(みのはらえしき)」

・幣殿において、春日祭に奉仕する神職を神木で祓い清める儀式となっています。

3月13日:9時~ 「春日祭(かすがさい)」

・春日大社の例祭である春日祭は、参道沿いからしか見学することは出来ませんが、宮中からの勅使をお迎えする形で国家の安泰と国民の繁栄を祈る祭事が行われます。

3月15日:11時~ 「御田植神事」

・境内の「林檎の庭・榎本神社階下・若宮神社前」の3か所で、それぞれ八乙女らにより早苗に見立てた松苗を植える所作を行う「田舞」が、神楽男らによる「田植歌」に合わせて奉納されます。

4月5日:10時~ 「水谷神社鎮花祭」

・境内北側の水谷神社で夏に流行する病気の流行を鎮めるための祭事が行われ、祝詞の奏上、神楽や神職らによる狂言の奉納なども行われます。

4月下旬のいずれかの日:14時~「小笠原流古式弓術奉納」

・境内林檎の庭においておん祭の稚児たちが行う流鏑馬の弓の稽古を担当する「弓馬術礼法小笠原流」の一門の方により、古式に則った弓術「蟇目の儀(ひきめのぎ)」・「百々手式(ももてしき)」が奉納されます。

5月5日:10時~ 「菖蒲祭」

・端午の節供に伴う祭事として行われる菖蒲祭では、拝観不可の本殿において天下泰平・五穀豊穣・子供の幸せが祈祷されるほか、林檎の庭においては一般の方も見学可能な舞楽が奉納されます。

5月5日:13時~ 「子供の日萬葉雅楽会」

・「子どもの日」にちなんで子どもたちにも雅楽に親しんでもらえるよう、春日古楽保存会・南都楽所による管弦・舞楽の奉納が万葉植物園内「浮舞台」で実施されます。

5月10日:11時~(裏千家担当の場合は10時より) 「献茶祭」

・表千家、裏千家、武者小路千家の三千家の家元が毎年交代で献茶のご奉仕を行う行事となっています。祭事を終えた後には、一門の方による拝服席も設けられ、一般参拝者も含めてお茶を頂けるようになっています。なお、献茶の儀式は参拝所より拝観可能となっています。

5月第3金曜日・第3土曜日 「薪御能」

・興福寺と春日大社を舞台に行われる薪御能は、古式に則った能楽を野外でお楽しみいただけるユニークな行事となっており、金曜には舞殿で「呪師走りの儀」が、土曜には若宮神社拝舎において「御社上りの儀」が各日とも午前11時より実施されます。

【興福寺・春日大社】薪御能(たきぎおのう)ってどんな行事?内容・日程・観覧方法など【奈良観光】

6月30日:15時~ 「夏越大祓式」

・祓戸神社前で実施される「夏越大祓式」は夏を乗り切るための祈願を行う神事であり、儀式の後には無病息災を願って参道に設けられた「茅の輪」をくぐって頂けるようになっています。

8月14日・15日:19時頃~ 「中元万燈籠」

・節分の万燈籠と同様、回廊一帯が3000基もの灯籠の光で美しく彩られる夏の風物詩「中元万燈籠」。当日は回廊一帯も含め特別拝観料が必要となります。

【奈良】春日大社「節分・中元万燈籠」の日程・内容・アクセス情報など【年中行事】

毎年「中秋の名月」当日:17時~ 「采女祭」

・春日大社本殿一帯ではなく、境外末社である采女神社の祭事である采女祭では、管絃船などが神社に隣接する猿沢池に浮かべられるほか雅楽なども披露され、当日は大勢の観光客でにぎわいを見せます。

【奈良・猿沢池】中秋の名月の日に行われる「采女祭(うねめまつり)」ってどんなお祭り?【観光】

10月9日:10時~ 「重陽節供祭・献香之儀」

・菊の節供とも呼ばれる「重陽節供祭」は本殿で天下国家の安泰などを祈願する儀式となっており、拝観頂くことは出来ませんが、幣殿で実施される香道の志野流家元の奉仕により行われる「献香之儀」はご覧いただけるようになっています。

11月3日:10時~ 「明治祭」

・明治天皇の御功績を讃える祭事である明治祭は、祭事本体はご覧いただけませんが、参拝所より舞楽の奉納をご覧いただけるようになっています。

11月3日:13時~ 「文化の日萬葉雅楽会」

・「文化の日」にちなんで子どもたちにも雅楽に親しんでもらえるよう、春日古楽保存会・南都楽所による管弦・舞楽の奉納が万葉植物園内「浮舞台」で実施されます。

11月23日:10時~ 「新嘗祭」

・その年の農作物の収穫に感謝を捧げる祭事として有名な「新嘗祭」。本殿で行われる儀式は拝観できませんが、社前の稲垣に掛けられた「懸税」と呼ばれる稲穂などは参拝所からご覧いただけるようになっています。

12月15日~18日 「春日若宮おん祭」

・境内「若宮神社」の祭事であり、かつ春日大社の年中行事で最大規模の行事となっている「春日若宮おん祭」。期間中は様々な場所で、昼夜を問わず多様な儀式が行われ、17日に実施の「お渡り式」においては春日大社の参道沿いを行列が練り歩く姿や「御旅所」と呼ばれる境内から離れた場所で神事がとり行われる姿もご覧いただけるようになっています。なお、おん祭の詳細については以下の記事において詳しく解説しています。

【奈良】「春日若宮おん祭」の概要と儀式の流れ・日程まとめ

【奈良】「春日若宮おん祭」の見学方法・交通アクセスまとめ

12月31日:15時~ 「年越大祓式」

・祓戸神社において、1年間の穢れを清めたうえで新年を迎えることが出来るようにするための神事が行われます。

春日大社の基本情報

参拝時間等について

回廊一帯の開門時間:夏期(4月~9月)6時~18時・冬期(10月~3月)6時30分~17時

本殿の拝観時間:9時~16時

※本殿参拝について

・毎年3月8日頃~3月13日、12月20日~1月7日、成人の日は儀式等により終日拝観不可となっています。。
・毎月1日、11日、21日、毎年2月節分の日、2月17日、3月14日、3月15日、3月春分の日、4月3日、5月第3金曜日、5月5日、5月10日、8月7日、8月15日、9月秋分の日、10月9日、11月3日、11月23日、12月17日の午前中は儀式等により拝観不可となっています。
※午前中が拝観不可の場合でも、祭事の進行状況により拝観可能時間が前後する可能性もあります。
※この他の日程についても、臨時に拝観が不可となる場合もあります。

夫婦大国社の拝観時間:9時~16時30分

国宝殿の開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)

萬葉植物園の開園時間:3月~11月は9時~17時(入園16時30分まで)・12月~2月は9時~16時30分(入園は16時まで)

※12~2月は月曜休園(月曜が祝日の場合翌平日)

参拝料金等について

本殿前特別参拝:初穂料500円

国宝殿: 一般500円・大学生及び高校生300円・小中学生200円

※一般団体400円

萬葉植物園 大人(高校生以上)500円・小中学生250円

※団体(20名以上):大人400円・小人 200円

御朱印・縁起物・祈祷などについて

春日大社は広大な境内を持っており、春日大社においてお守りなどの「縁起物」を購入したり御祈祷を受けたりする場合、その購入場所・実施場所は複数設けられています。

御朱印や御守りなどは、春日大社本殿近くの回廊沿いにある社務所、もしくは若宮神社の近くにある「夫婦大國社」の2か所で授与(販売)されています。回廊沿いの社務所は春日大社の中心的な社務所として機能しており、春日大社本体の御朱印の授与が行われているほか、夫婦大國社は「恋みくじ」が発売されていたり、「若宮十五社めぐり」などの申し込み・御朱印授与の拠点にもなっているなど内容は異なるものとなっています。

◇通常の祈祷について

受付時間:9時~16時(通年実施・予約不要)

ご祈願料金:小祈祷5000円・中祈祷10000円(翌日より1週間祈祷)・大祈祷30000円(翌日より30日間祈祷)・特別祈祷50000円(翌日より50日間祈祷)・特別大祈祷100000円(翌日より100日間祈祷)

交通アクセス

バスによるアクセスが便利です

春日大社へのアクセスには、奈良交通の路線バスもしくは土日祝日を中心に運行される「ぐるっとバス」のご利用が便利です。

バスは奈良交通バスの「春日大社本殿」行きが最も早くアクセス可能ですが、本数の多い市内循環バスでも参道沿いにアクセスすることが可能となっています(奈良交通バスの運賃は210円・奈良交通の各種1日乗車券も使用可能)。またぐるっとバスは所要時間はかかりますが、運賃100円とリーズナブルになっています。

各駅からのアクセス

・JR奈良駅(東口)2番バス乗り場・近鉄奈良駅1番バス乗り場から「春日大社本殿」行き乗車、終点「春日大社本殿」下車、本殿一帯は東にすぐ

・JR奈良駅(東口)2番バス乗り場・近鉄奈良駅1番バス乗り場から「市内循環外回り」・「高畑町」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「春日大社表参道」下車、本殿周辺まで東に徒歩約10分

・JR奈良駅西口16番バス乗り場・近鉄奈良駅ぐるっとバス専用バス乗り場から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車、「春日大社」下車、本殿一帯は東にすぐ

春日大社の「バス乗り場」周辺地図

タクシーによるアクセス

春日大社は企業関係の方の参拝も多く、駅から「タクシー」を利用してアクセスし、参拝なさる方も多くなっています。

混雑状況や信号の待ち時間などにより差異がありますが、JR奈良駅からタクシーを利用する場合、運賃は約1200~1500円程度、近鉄奈良駅からタクシーを利用する場合運賃は約1000円~1300円程度と考えられます。

各駅のタクシー乗り場については以下の記事をご覧ください。なお、春日大社にはタクシー乗り場がありませんので、お客さんを乗せて来られたタクシーがいる場合はそれを拾われるか、タクシーがいない場合は各タクシー会社に電話予約して頂くことになります。周辺を走るタクシーは比較的多いため、電話予約した場合はすぐにタクシーが来る場合が多いと言えるでしょう。

【交通アクセス】奈良市内のタクシー乗り場・タクシー事情まとめ【観光】

徒歩によるアクセス

春日大社に徒歩でアクセスされる場合、JR奈良駅からの場合も、近鉄奈良駅からの場合も基本的には事実上の「参道」である「三条通り」をひたすら東に進んで頂くルートをとることをおすすめします。

JR奈良駅からの場合は一度も曲がったりすることなく、三条通りを東に進むと最終的に春日大社の回廊沿いに到着します。所要時間は約35~40分程度です。

近鉄奈良駅からの場合は「東向商店街」を南に進み、三条通りに出ればあとは同じように東にひたすら進むのみです。所要時間は約25~30分程度です。

なお道中は一部で上り坂もあり、距離も長いため、健脚の方以外はバスなどをご利用になることをおすすめします。

マイカーによるアクセス

春日大社には、マイカーでお越しの方向けの駐車場も設置されていますが、台数はそれほど多くなく「バス・乗用車合わせて100台駐車可能」となっているため観光シーズンなどには満車となる可能性も十分に考えられます。また駐車場は神社の開門時間に準ずるような運用となっているため、夕方の閉鎖は早く、東大寺など周辺の観光と合わせたスケジュールを立てる場合、時間にお気を付け頂く必要があります。

利用時間

・2月~11月 7時30分~17時
・12月~1月 7時30分~16時30分

駐車料金

乗用車1000円・バイク300円(時間制の料金ではなく、1日の均一料金となっています。)

駐車場周辺地図