子規の庭

【子規の庭】かつての老舗旅館跡に「正岡子規」の滞在を記念して設けられた庭園

ごあんない

子規の庭は、「きたまち」エリアの京街道沿いに位置する「日本料理天平倶楽部」の敷地内にある日本庭園です。

この地には、かつて奈良の老舗旅館として名をはせた「對山楼」の建物があったことで知られており、その對山楼は明治28年(1895年)に有名な俳人正岡子規が奈良に滞在した際に拠点とした場所となっています。奈良滞在中に子規は良く知られる「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句をはじめ多数の句を残し、對山楼滞在中にも「秋暮るゝ 奈良の旅籠や 柿の味」の句を詠んだことで知られています。

對山楼はその後廃業し、その建物も失われることになりますが21世紀になってから「子規も見た」と考えられる「柿の古木」が残されていることが明らかになり、その古木を中心とする形で正岡子規を顕彰する目的をこめ、子規が庭づくりについて言及した際の「秋の野草を植え 皆野性の有様にて乱れたるを最上とする すべて日本風の雅趣を存すべし」をコンセプトに、新たに子規の好んだ植物などを配置した日本庭園が作庭されることになりました。

庭園はどなたでも自由にご覧いただけるようになっており、柿の木と句碑を中心に、東大寺大仏殿への眺めや四季折々の自然を感じて頂けるようにもなっています。知名度は余り高いとは言えず、日本料理店の敷地の一部という事もあり観光客の数もそれほど多くはありませんので、ぜひ一度訪れて静かに「子規」の世界に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

なお、開園時間は10時~16時となっています。特に見学の申し込みは必要なく、日本料理天平倶楽部の駐車場南側にある門を開けて自由に散策して頂けるようになっています。門は鹿害などの防止のため、開けた後はすぐ閉めるようにしてください。

子規の庭の風景

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR奈良駅(西口)、近鉄奈良駅から「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「今小路」下車、北東に徒歩3分

近鉄奈良駅から北東に徒歩18分

近隣スポット

転害門から南東に徒歩3分・東大寺焼門から北に徒歩3分・祇園社八坂神社から北に徒歩3分・大仏池から北西に徒歩5分・東大寺西大門跡から北に徒歩7分

子規の庭周辺地図