【霊山寺鎮守社殿(十六所神社)】森の中に5つの社殿が並ぶ神秘的空間

ごあんない

霊山寺鎮守社殿(十六所神社)は、鎌倉時代の本堂・三重塔など重要文化財を多数有する「霊山寺」の本堂の裏手の山林内にある神社です。

神社は鳥居や手水舎などがある訳ではありません(明治までは立派な割拝殿があったとされています)が、5つの社殿が覆屋で保護される形で横並びになっているという比較的スケールの大きな神社であり、とりわけ中央の3つの社殿は室町時代の至徳元年(1384年)に建立された記録が残されており、蟇股・木鼻といった美麗な装飾を持つ本社をはじめ、一間社・春日造の様式を持つ重厚なこれらの社殿は霊山寺本堂などと同様、重要文化財に指定されている建築となっています。

なお、事実上霊山寺の境内と一体化している神社は、かつては長らく霊山寺の鎮守神としてお寺を守る役割を果たして来ましたが、明治の神仏分離により、お寺からは切り離され「十六所神社」として独立した存在となっていますが、現在も霊山寺において「鎮守社殿」として案内がなされています。

ご祭神としては主祭神として「十六所神」をお祀りし、向かって中央左側の住吉神社は住吉三神の底筒男命・中筒男命・上筒男命、中央右側の竜王神社は豊玉姫命(とよたまひめのみこと) 、また両脇の神社は向かって左側の春日神社が武甕槌命、右側の神明神社が天照皇大神(あまてらすすめらみこと)をお祀りしています。

知名度は決して高くはなく、参拝者の数はそれほど多くない神社ですが、訪れてみると思いのほか「壮観」の社殿群をご覧いただけますので、霊山寺本堂参拝時はぜひ「裏山」にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

本社

霊山寺鎮守社殿(十六所神社)の本社

住吉神社

竜王神社

春日神社

神明神社

アクセス

霊山寺鎮守社殿(十六所神社)は、霊山寺の本堂裏手の山中にあり、本堂からは北西に徒歩すぐ、拝観受付からは南西に徒歩4分程度の場所に位置しています。

奈良交通バス

近鉄富雄駅から「若草台」行き乗車、「霊山寺」下車、南に徒歩2分

近鉄学園前駅から「西千代ケ丘二丁目」行き乗車、終点「西千代ケ丘二丁目」下車、南に徒歩15分

※霊山寺拝観受付まで

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