【八窓庵(奈良国立博物館)】かつては「大乗院庭園」内部にあった奈良を代表する茶室の一つ

ごあんない

八窓庵(はっそうあん)は、奈良国立博物館の敷地内、正倉院などの会場となっている「新館」部分の南側の庭園内に位置する奈良を代表する「茶室」の一つです。

茶室は、建立当初からこの地にあったものではなく、当初は興福寺の塔頭寺院の筆頭格として存在した「大乗院」の敷地内にあった「大乗院庭園」にあったものであり、明治25年(1892年)にこの地に移築されたものとなっています。江戸時代の中頃に創建された茶室は当初は含翠亭とも呼ばれていたとされており、建築様式としては入母屋造・茅葺屋根となっているほか、その名の通り8つの窓を持つ「窓の多い茶室」となっており光のバランスも実に美しく、千利休が好んだような大変狭い茶室とは異なり、比較的ゆったりとしたスペースを確保した茶室への移行期の建築として貴重な例であるとされています。

なお、八窓庵は一般公開の対象となっている施設ではなく、「茶会」向けに貸し出されるスペースとなっており、内部の見学自体は特別な見学会や茶会を実施する関係者が利用する際を除いては不可となっています。但し、外観については博物館の新館部分から見学して頂けるほか、庭園が公開されている時期には建物を間近からご覧いただけるようになっているなど、その美しい佇まいを博物館の展示と合わせて味わって頂けるようになっています。

八窓庵(奈良国立博物館内の茶室)

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アクセス

※奈良国立博物館まで

奈良交通バス

・JR奈良駅2番バス乗り場・近鉄奈良駅1番バス乗り場から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「高畑町」・「春日大社本殿」行き乗車、「氷室神社・国立博物館」バス停下車、南にすぐ

近鉄奈良駅から東に徒歩12分

JR奈良駅から東に徒歩25分

※八窓庵は、茶室を貸館で利用する場合を除き、基本的に内部をご覧いただくことは出来ません。見学は奈良国立博物館新館内から外観をご覧いただく形となっています。

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