【白毫寺本堂】「閻魔さま」とは対極の穏やかな佇まいを見せる「阿弥陀如来坐像」が安置される空間

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観光のご案内

白毫寺「本堂」は、五色椿や萩で有名な「花のお寺」である白毫寺境内中央に位置する、本尊「阿弥陀如来坐像」を安置する仏堂です。

建立されたのは江戸時代前半に白毫寺が再興されたころと考えられており、慶長年間ごろの特徴を有しつつ、奈良時代からの「柱間」を三間とし、四方に庇をまわす「三面四間」の様式に忠実な復古的な建築となっています。

内部には、平安時代から鎌倉時代にかけての時期に造立されたと考えられ、伏し目がちの穏やかかつ上品な雰囲気を漂わせる本尊「阿弥陀如来坐像」があり、その脇侍としては中腰の姿勢で今にも天上界からお迎えにやってきそうな雰囲気を漂わせる観音菩薩・勢至菩薩像が安置されており、閻魔さまのいらっしゃる「宝蔵」で感じられる厳かさとは異なりゆったりとした時間が流れる空間となっています。

本堂の近くでは有名な「五色椿」も美しい花を咲かせるほか、本堂の正面にほぼ隣り合う形では紅色の椿の木があり、こちらも春になると大変美しい姿を見せる存在となっています。

白毫寺「本堂」の風景

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

奈良交通バス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「高畑住宅」下車、東に徒歩12分

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「下水間」・「北野」・「奈良春日病院」行き乗車、「白毫寺」下車、北東に徒歩5分(本数少)

※白毫寺境内まで