旧肘塚不動堂石造物

【旧肘塚不動堂石造物】「元興寺」の山門近くで拝観者をお迎えする石仏たち

ごあんない

旧肘塚不動堂石造物(きゅうかいのづかふどうどうせきぞうぶつ)は、ならまちエリアの世界遺産「元興寺」の拝観受付などのある空間、山門の南側すぐの位置にある石仏・石碑群です。

比較的多数並べられた石仏・石碑は、必ずしも元より元興寺境内にゆかりのあったものではなく、平成14年(2002年)にJR京終駅に近い「肘塚(かいのづか)町」にある工場の敷地(旧テイチク工場)にあった不動堂から移転されてきたものであり、不動堂は昭和11年(1936年)に工場が建設される際に周辺の岩井川や福寺池に散在していた石仏たちを一か所に集める形で設置されたものとなっています。

以上のような経緯から、設置されている石仏・石碑は同じ歴史を持つものではなく、室町時代~江戸時代にかけての様々な石仏・石碑が並べられている形となっており、地蔵菩薩十王立像・不動明王立像など石仏は素朴なものが多くなっているほか、石碑については中世の念仏講の存在を示すものや修験道で知られる大峯登山の記録を記したものなど、「庶民信仰」の拠点として栄えた元興寺にふさわしい存在が残されています。

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アクセス

※石仏群は元興寺の境内の外側、受付の南側すぐ(拝観料金が不要)に位置しています。

近鉄奈良駅から南東に徒歩15分

JR奈良駅から東に徒歩20分

奈良交通バス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「天理駅」・「下山」・「窪ノ庄」行き乗車、「福智院町(元興寺東口)」下車、西に徒歩5分

周辺地図