絹谷家住宅

【絹谷家】花街の歴史とともに歩んできた奈良市内「最古」級の町家の一つ

ごあんない

「絹谷家」は、ならまちエリアの入り口にあたり、大正・昭和にかけては一大「花街」として大いに栄えた「元林院」エリアに位置する歴史的な「町家」建築です。

建物は、大正時代頃に建設された数寄屋風の北主屋、発見された棟札によれば江戸時代の中期、奈良市内の町家としては最も古い部類となる寛保2年(1742年)5月16日に完成した中央主屋、明治期に建てられた南主屋の3つの空間が並ぶ形となっており、規模も大きなものとなっています。異なる時代の建物が3つ繋がっているため、その佇まいは「正統派町家」というよりは少しユニークかつモダンな印象を感じさせるものとなっており、近代に入ってから栄えることになった花街の歴史を色濃く反映した存在とも言える建物となっています。

かつては花街にある建物らしく、芸妓さんの置き屋である「萬玉楼」として営業してきた歴史も持つ町家は、現在は「まんぎょく」と呼ばれる人気居酒屋となっており、町家の風情を味わいたいならばその居酒屋さんを利用して頂くことがおすすめです(町家の一般公開などは行っていません)。

アクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩7分

JR奈良駅から東に徒歩14分

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