寝仏(滝坂の道)

【寝仏】滝坂の道沿いにある巨石の裏側には大日如来像が描かれる

ごあんない

「寝仏」は、奈良市街地から「柳生の里」方面へと伸びる「滝坂の道」沿いに複数ある石仏のうちの一つであり、新薬師寺などのある高畑界隈から山道に入ってからの区間ではじめに出会う石仏となっています。

道沿いに無造作に置かれたように見える「寝仏」が描かれた巨石には、ふつうに歩いているだけでは特に何も彫り込まれているような様子は確かめられませんが、少し立ち止まってこの巨石の裏手に回り込むようにして確かめると、風化でかなりわかりにくくはなっているものの、確かに寝転んだ姿勢を取っておられる仏さまのような模様をわずかに確かめることが出来るようになっています。

描かれている仏さまは室町時代頃に彫られた大日如来様とされており、当初は付近の高台に設けられた普通の磨崖仏であったものが、落石により横倒しになった結果、寝転んだように見えるようになったとされており、当初から寝転んだ仏さまが描かれたという訳ではないとも考えられています。

石畳の「滝坂の道」沿いにある「寝仏」の描かれた巨石。道沿いからは仏さまの姿を確認できないので、裏手から見て頂くことになります。

寝仏(滝坂の道)

裏手に回ると、風化が著しく目利きでなければ詳細は判断できないような状況ながらも、「何らかの仏さまである」ということ自体は理解できる模様がかすかに残されています。

アクセス

夕日観音・三体地蔵周辺から西に徒歩2分程度

奈良交通バス

JR・近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「高畑町」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「破石町」バス停下車、東に徒歩30~50分程度

※滝坂の道は「山道」です。サンダルやハイヒールで立ち入ることは不可能となっています。

寝仏周辺地図