菅原天満宮遺跡天神堀

【菅原天満宮遺跡天神堀】菅原道真生誕の地と伝わる小さな遺跡

ごあんない

道真生誕の地と伝わる「菅原氏」の邸宅跡

菅原天満宮遺跡天神堀(天神堀遺跡)は、有名な「西大寺」の南側一帯に広がる奈良市「菅原」地区、梅などでも有名な「菅原天満宮」の境内地からも近い位置にある小さな遺跡です。

この場所は、かつてこの地域を拠点とした氏族である「菅原氏」の邸宅があった場所と伝わる場所となっており、後世には隣接する菅原天満宮が菅原道真信仰の拠点の一つとなったこともあり、京都から元々の拠点であった菅原の地に戻った菅原道真の母親が道真を産んだ場所、菅原道真の生誕地であるという伝説が現在に至るまで残された場所にもなっています。

菅原氏は元をたどれば日本神話に登場する天穂日命、また相撲の祖と言われる野見宿祢の子孫であるとされ、その後土師氏と呼ばれる豪族となった後、桓武天皇に姓を与えられることで菅原氏が生まれることになったとされています。菅原氏の名前の由来は、この「菅原」と呼ばれる地に住んでいたことから名付けられたとされており、菅原氏とこの遺跡の結びつきについては紛れもない事実であると考えられていますが、「道真」については京都で生まれたという説、また吉野で生まれたなどという異説も多く、この地が本当の生誕の地であるかについての歴史的な確証は得られていません。

天満宮参拝の際はぜひこちらにも

遺跡は小さなものであり、小さな橋が掛かった小さな島に、松の木と梅の木、そして記念碑が建っているというどちらかと言えば「庭園」のような佇まいとなっており、水に囲まれた意味ありげなその風景は、歴史的な真偽はともかくも、道真生誕伝説が残される地にふさわしい独特の雰囲気を漂わせています。

なお、菅原天満宮は「道真」に関わるもののみならず、「筆」や「梅」などでも有名な存在であり年間を通して観光客が訪れる神社ですが、付属する観光スポットとも言えるこの天神堀遺跡の知名度は低く、訪れる人はそれほど多くありません。しかしながら「菅原」の地を生きた「菅原氏」の歴史に思いをはせる「歴史ロマン」あふれる場所としては訪れる価値がありますので、天満宮を参拝される際はこちらに立ち寄ってみるのもおすすめとなっています。

【奈良・西大寺】菅原道真ゆかりの神社「菅原天満宮」ってどんなところ?歴史・みどころを徹底解説

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄大和西大寺駅から南東に徒歩15分

近鉄尼ヶ辻駅から北西に徒歩10分

奈良交通バス

近鉄学園前駅南口1番バス乗り場から「高畑町」行き乗車、「阪奈菅原」バス停下車、北東に徒歩5分・または2番バス乗り場から「学園前あやめ池循環」乗車、「菅原神社前」バス停下車、東に徒歩2分

近隣スポット

菅原天満宮から東に徒歩2分・喜光寺から北東に徒歩4分・垂仁天皇陵から北に徒歩8分・西大寺から南に徒歩13分・安康天皇陵から北東に徒歩18分

菅原天満宮遺跡天神堀周辺地図