【大安寺北面中房跡】かつての巨大寺院を支えた僧坊の跡

概要

大安寺北面中房跡は、かつては南都七大寺のうちの一つとして繁栄を極め、現在は規模は小さくなったものの「笹酒まつり」などで有名なお寺「大安寺」のかつての境内地の一部(基壇)を復元した空間です。

この遺跡は、「中房」と呼ばれる僧坊(僧侶が居住するスペース)の跡地となっており、往時の大安寺には仏教研究を行うために900人近い僧侶が在籍していたとも言われ、その一部がこの中房において生活していたと考えられています。僧坊は大安寺のかつての「金堂」を取り囲むように北側・東側・西側に二重に建っていたと考えられ、この僧坊は北側にあった僧坊の内側にあたる部分となっています。なお、大安寺は平安期以降衰退、荒廃が進み、この北面中房は平安末期に焼失の後は再建されることはありませんでした。

現在の北面中房跡は、一部で雑草が生い茂るなど、観光スポットとしてはやや雑然とした印象を受ける空間となっていますが、大安寺本体や近隣の杉山古墳杉山瓦窯跡を見学した際にはぜひ立ち寄っておきたいスポットとなっています。

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アクセス

大安寺から北に徒歩4分

JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス「白土町」・「シャープ前」・「イオンモール大和郡山」・「杏南町」・「杏中町」行き乗車、「大安寺」下車、西に徒歩8分