【般若寺笠塔婆】宋にルーツを持つ石工が生み出した供養塔

概要

経蔵の近くには、どこか異国情緒を感じさせる石塔である「笠塔婆(かさとうば)」が建っています。笠塔婆形式の石塔としては日本最古とも言われるこの塔は中国からの渡来人であり奈良に存在するその他の石仏の造立などにも関わった石工「伊行末」の息子である「伊良吉」により、伊行末の死後、鎌倉時代の弘長元年(1261年)にその供養などを目的に建立されたものであり、かつてはこの地ではなく、京街道沿いに建っていたものが明治初頭に廃仏毀釈のうねりで破壊された際に境内に移設・再建したものとなっています。

なお、この塔は室町時代などには「南都焼討」によって奈良に壊滅的被害を与えた平重衡の墓と考えられており、それを題材にした能楽なども生み出されたというエピソードもあります。

アクセス

般若寺へのアクセス情報は以下の記事に詳しく解説しています。

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