一言主神社(春日大社)

【一言主神社(春日大社)】一言だけの願いを込めてお祈りする空間

ごあんない

水谷神社方面へ向かう途中にある神社です

春日大社「一言主神社」は、広々とした春日大社境内の北側、「水谷神社」や若草山方面へと抜ける参道沿いにある春日大社の「境内末社」です。周辺には同じく境内末社の「総宮神社」、また東側には徳川家ゆかりの「桂昌殿」や「四脚門」、御祈祷所などがあるエリアであり、春日大社本堂周辺へ向かう観光客が数多く行き交うエリアに位置しています。

神社の歴史はかつて平安時代に「興福寺」境内に創建されたというルーツを持つもので、興福寺と春日大社がそれぞれ藤原氏の氏寺・氏神として深い関係を持つ中での「神仏習合」思想が反映された存在となっています。しかしながら明治になると神仏分離・廃仏毀釈のうねりが到来し、その過程で興福寺境内にある「お寺」の「神社」ではなく神仏分離に即した「神社」の「神社」として春日大社境内に移転されることになり、以降は春日大社の境内末社として現在に至っています。なお、この歴史は南隣にある「総宮神社」と全く同じものとなっており、春日大社境内に残された貴重な「興福寺」の面影となっています(ちなみに、興福寺南円堂脇にも現在「一言観音堂」と呼ばれるお堂があります)。

有名な「一言主様」へ願いを込めましょう

そんな「一言主神社」は、その名の通り有名な「一言主大神」様をお祀りしており、ご利益もその名の通り「一事(一つの願い事)」を真心こめて祈願することでその願いを必ず叶えて下さるとされています。その明快なご利益もあって、この神社は境内末社かつ「若宮十五社」のルートからは離れているものの、比較的多くの参拝者が見られる神社となっており、神社には願いを記した多数の絵馬が奉納されています。なお、例祭は毎年6月5日に執り行われています。

知名度は「若宮神社」や「夫婦大國社」などと比較すると低くなっていますが、小さな境内末社の割には密かな人気スポットとなっていますので、春日大社を訪れた際にはぜひ「一事」の祈りをささげてみてはいかがでしょうか。

一言主神社(春日大社)

周辺神社・施設

「総宮神社」:南に隣接

「御祈祷所」:東にすぐ

「船戸神社」:南西にすぐ

「四脚門」:南東にすぐ

「水谷神社」:北に徒歩2分

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から北東に徒歩3分

※バス停を降りて北側の道を登って行くルートが便利であり、春日大社本殿を参拝する際の途中にも立ち寄りやすい位置となっています。

一言主神社(春日大社)周辺地図