般若寺楼門

【般若寺楼門】国宝に指定されている日本最古の楼門建築

概要

奇跡的に現在まで残されてきた国宝建築

般若寺「楼門」は、コスモス寺として有名な般若寺の境内西側に位置する般若寺を代表する建造物の一つです。門は老朽化が進み改修が必要な状況となっていますが、「京街道」に面する形で現在も実に堂々とした姿を見せており、般若寺境内に存在するものとしては唯一国宝に指定されています。

この「楼門」は鎌倉時代に叡尊上人らの手により伽藍の復興が図られた時代に金堂や十三重石塔を取り囲む「廻廊」に設けられる門として建立されたものであり、その後の災害、戦乱からも奇跡的に逃れ現在までその建築が残される大変貴重な存在であり、「楼門」建築の区分においては日本最古の建造物となっています。

外観を重視したユニークな建築様式は圧巻です

その建築様式は京街道沿いから眺めてもその独特の雰囲気に圧倒されるように、非常にユニークな様式となっており、全体としては日本古来の様式を踏襲しているようにも見えながら、蟇股(かえるまた)や屋根を支える木組の肘木(ひじき)の部分においては東大寺の南大門でも用いられている「大仏様」と呼ばれる中国(宋)文化に由来する建築様式も織り交ぜたものとなっているなど見ごたえのある存在となっています。

なお、楼門越しにはこちらも般若寺を代表する存在である「十三重石塔」がコスモス畑に包まれる姿を眺めることも可能となっており、楼門付近は絶好の写真撮影スポットにもなっていますので、般若寺拝観の際はやや人通りの少ない「楼門」周辺にもぜひ足を伸ばしてみてください。

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般若寺「楼門」の風景

般若寺楼門

京街道沿いから眺める「楼門」。楼門は般若寺の境内ではなく、拝観料が不要の外側の京街道からよく見えるようになっており(境内からの場合楼門の真下のためむしろ全体像が見えにくくなります)、京街道周辺を通って般若寺にアクセスしない場合はその全体像を見ることなく拝観を終えてしまう人も見られます。

楼門の下から十三重石塔方面を眺める風景は、時代の流れが止まったかのような雰囲気に包まれた実に趣あるもので、奈良を訪れる観光客にもっと知られてもよい隠れた「みどころ」となっています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「般若寺」バス停下車、北西に徒歩4分

近鉄奈良駅から北東に徒歩25分

近隣スポット

奈良少年刑務所跡から北東に徒歩3分、北山十八門戸から北に徒歩5分、奈良豆比古神社から南に徒歩8分、八鐵神社(弁財天)から北に徒歩10分、五劫院から北に徒歩12分

般若寺周辺地図