観光のご案内
「春日明神遥拝所」は、春日大社本殿や若宮神社から更に南に進んだ森の中にあり、「若宮十五社巡り」の「第九番納札社」に指定されています。「遥拝所」という名の通り、このスポットはいわゆる「神社」ではなく、離れた神社などに向けて祈りを捧げる空間となっており、ここでは「春日大社本殿」に向けて祈りを捧げることができるようになっています。
なお、遥拝所は鎌倉時代に活躍した「華厳宗中興の祖」として知られる明恵上人が春日大社本殿を遥拝した場所であるとも言われており、神道のみならず仏教者にもゆかりがあるという「神仏習合」の伝統を感じさせるものとなっています。遥拝所は小さな空間ですが、昼間でも薄暗い地面に9つの磐座が並べられており、周辺の森の風景と合わせ、大変神秘的な雰囲気が広がっています。
なお、御祭神は遥拝所ということで春日大社本殿の神様である「春日皇大神(かすがすめおおかみ)」がお祀りされており、ご利益は案内板によると「ひらめきの神様」であるとされています。
次項では、交通アクセスについてご案内致します。
アクセス(電車・バス)
奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス「春日大社」バス停から南東に徒歩7分
周辺地図
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