【旧奈良市水道計量器室】少年刑務所跡のそばにあるもう一つの「レンガ造り」

概要

旧奈良市水道計量器室は「きたまち」エリアに伸びる「京街道」沿い、奈良少年刑務所跡や般若寺からも比較的近い坂道の途中に位置するレンガ造りの近代建築です。

奈良市の水道事業は大正4年(1915年)10月事業認可を得て建設が開始され、当初より現在のように府県境を越えて「木津川」沿いの現在の木津川市鹿背山地区に木津浄水場を築造し、奈良市内まで送水管を布設するというビッグプロジェクトとして実施されました。この建物は大正11年(1922年)、奈良市営の上水道が運営開始されるのに合わせて設置された施設であり、木津から奈良阪を越えて奈良市街地に水を運ぶ上で重要な中継地としての役割を果たして来たという歴史を持っています。

なお、現在は屋根が崩落し、雑草が生い茂るなど基本的に放置されるままになっていますが、その雰囲気がむしろ味わいを感じさせるものにもなっており、周辺の町並みの中では大きな存在感を放ち続けています。

アクセス

JR奈良駅西口・近鉄奈良駅から奈良交通バス「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「今在家」下車、北に徒歩3分

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