【大仏鉄道橋脚跡(佐保川)】川底に残される「幻の鉄道」の面影

概要

近鉄・JR奈良駅の北側を流れる「佐保川」。この川沿いは一般的には圧倒的な「桜並木」の美しさで非常に有名な空間となっていますが、桜並木の終点(上流側)の川底には、かつて奈良駅と加茂駅を結んでいたものの、わずか10年足らずで廃線となった「幻の鉄道」と呼ばれる「大仏鉄道」の貴重な痕跡である橋脚跡も残されています。橋脚跡は増水時には見えなくなりますが、水の少ない際には水面から顔をのぞかせ、レンガ積みの様式が確認できるようになっており、比較的わかりやすい遺構となっています。

大仏鉄道は1898年(明治31年)に開業し、1907年(明治40年)に廃線となったため既に100年以上の年月が経過しており、奈良市内における「遺構」は、京都府との府県境に近い位置にある「鹿川隧道」、そしてこの橋脚跡のみが目にすることが出来る遺構となっていますが、鹿川隧道には案内板が設置されているものの、こちらの橋脚跡は近くに「大仏鉄道記念公園」が設置されていることもありむしろ知名度は低くなっています。

アクセス

近鉄奈良駅から北西に徒歩13分・JR奈良駅から北に徒歩13分

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