氷室神社「四脚門」

【氷室神社四脚門・東西廊】京都御所ゆかりの部材を用いた歴史ある建築

概要

氷室神社「四脚門(表門)」は、製氷の神様として知られる氷室神社の本殿一帯へと入る際に必ず通る門であり、奈良市の文化財に指定されています。また門の左右に接続する建物としては「東西廊」があり、奈良市内の神社としてはこれ以外には春日大社の回廊や手向山八幡宮の神楽所一帯に次ぐ規模の翼廊が巡らされています。門へ参入する石段の脇には堂々たる姿をした狛犬、そして名物の「枝垂桜」もあり、観光客にとっては絶好の写真撮影スポットにもなっています。

この四脚門と東西廊に関しての特筆すべきエピソードとしては、室町時代に京都御所の内裏(禁裏)で使用されていた建築の部材を一部で活用しているというものがあり、応永9年(1402年)には御所の「日華門」と「御奥宿」が氷室神社に寄付され、寛永18年(1461年)にも日華門の扉の部材が再び寄付されて四脚門の部材として活用されました。なお、日華門とは平安京の内裏の「紫宸殿」の南東側にある門となっています。また東西廊は拝殿で舞楽を奉納する際の楽所として用いられてきた歴史も持っています。

氷室神社四脚門・東西廊の風景

氷室神社「四脚門」

アクセス

氷室神社へのアクセス情報は、以下の記事に詳しく解説しております。

【氷室神社】奈良公園内に鎮座するユニークな「氷」の神様

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