【奈良】有名寺社などでお茶を頂ける「珠光茶会」の申込方法・日程・会場まとめ

茶道に親しむ人から未経験者まで、みんなで楽しくお茶を頂きましょう

奈良の冬。「おん祭り」にはじまり「初詣」・「山焼き」などを楽しみ、「お水取り」に終わるシーズンは、一般に観光の「オフシーズン」と呼ばれることが多いですが、近年は「オフシーズン」にも観光に来ていただこうと、様々な行事・イベントが立て続けに新設されています。

「珠光茶会」。それはそんな「冬の奈良」の新しいイベントの一つであり、また人気を集めるイベントとなっているもので、簡単に言えば、奈良の観光名所で茶会に参加して「お抹茶」を味わうことができるというイベントになっています。

この記事では、そんな珠光茶会の概要、会場、申し込み方法などについて簡単に解説していきたいと思います。

珠光茶会の内容

茶の湯の創始者「村田珠光」にちなんだイベント

珠光茶会。その名の由来は、茶道の創始者とも言われ、奈良の「称名寺」で育った人物である「村田珠光」にちなんだものとなっており、京都のみならず、奈良のまちも茶道に深いゆかりがあることを発信するものとなっています。また、流派としては裏千家、表千家、武者小路千家、遠州流、石州流、薮内流、宗徧流など様々な流派が参加します。

茶席から点心席、特別茶席までいろいろあります

内容としては、奈良市内の主要なお寺や神社、また茶室などで実際に「お茶」を楽しんで頂くという内容が基本となっています。なお、主要な寺社の会場では、「お茶席」と「点心席」を両方味わって頂ける場所もあるほか、有名な茶道のプロフェッショナルを招いた「特別茶席」や外国人観光客向けの入門編の茶席も設けられており、茶道に詳しい方からそうでない方まで様々な方に参加して頂けるイベントになっています。また、有名な西大寺の「大茶盛」も珠光茶会に合わせて実施され、そちらも楽しんで頂くことができます。

基本的には有料イベントです

様々な会場で、様々な形で「お茶」を楽しんで頂ける珠光茶会ですが、このイベントは、体験型・参加型イベントであり、実際にお茶や点心を召し上がっていただくという内容が主になっている以上、基本的には全てのイベントが「有料」となっています。

また料金についても、主要寺社のイベントでは基本のお茶席が一部を除き5000円からとなっているのに対し、奈良市の施設などでの小さなお茶席の場合、1000円から楽しんで頂けるものもあるなど、参加する内容によって料金は大きく異なります。

とりわけ有名な茶道家による特別茶席などは20000円とかなり高額になっているため、参加にあたってはその年の内容をしっかりとご確認の上申し込まれることをおすすめします。

珠光茶会の日程

珠光茶会のスケジュールは、毎年

2月10日前後の約1週間

平成30年は2月6日~10日

となっています。固定された日程ではなく、2月6日~12日や2月8日~14日といったスケジュールなど、年によってやや日程がずれる場合がありますので、その年のスケジュールをあらかじめ把握の上ご参加下さい。

また、後述する様々な「会場」でのイベントは、期間中同じ会場で毎日行われる訳ではありません。珠光茶会では、基本的に毎日違う会場で違うお茶席が行われる(複数行われる場合もあります)パターンとなっており、各茶席への参加は飛び入りではなく、原則事前申し込みを行って参加する形となっています。また時間については、通常の寺社での「お茶席」は9時~15時、「点心席」は10時~14時というように、当日の開催時間内に参加して頂く形となっています(特別茶席については時間指定となっています)。なお同じ日に2つの会場で実施される場合は、「お茶席巡回バス」が運行されることになっており、参加料金にそのバスの乗車料も含まれる形にもなっています。

茶会の会場

「珠光茶会」の会場は、

まず奈良市内の主要なお寺・神社の会場としては

春日大社・ 東大寺 ・ 元興寺・大安寺・西大寺・唐招提寺・薬師寺・ 法華寺

がその会場となっています。こちらでは一部を除き5000円以上のお茶席・点心席、また20000円の特別茶席の会場となっており、珠光茶会の「メイン会場」とも言える存在になっています。

世界遺産を含む大変有名な神社やお寺で一般の参加者が「茶席」を楽しんで頂ける機会は、基本的にはこの珠光茶会以外にはなく、「珠光茶会」は大変貴重な行事になっています。

また、その他の会場としては、2017年に行われた会場としては

奈良町にぎわいの家・八窓庵(奈良国立博物館)・名勝大乗院庭園文化館 ・ なら工藝館

があり、こちらは基本的に1000円~1500円のリーズナブルなお茶席を楽しんで頂くための会場となっています。なお、奈良国立博物館の八窓庵は、大変美しい奈良を代表する茶室として有名な存在であり、珠光茶会はその茶室を見学できる貴重な機会となっています。

※これらの会場は、各年の実施状況により開催場所が変更、新設される可能性もあります。

申込方法

イベントに参加する際に気になるのは「申し込み方法」

こちらは基本的にはWEBサイトでの申し込みや電話による申し込みとなっています。なお、申し込みにあたっては、実施会場に直接問い合わせても申し込みは出来ず、基本的にはWEBや専用の電話ダイヤルでの申し込みとなっていますので、お寺などに珠光茶会についての問い合わせを行う事はお控えください。

WEBサイトによる申し込みでは、各寺社で行われる通常のお茶席・点心席についての申し込みが可能となっています。

また、電話での申し込みは、WEBで申し込む通常のお茶席・点心席の申込は「なら100年会館」に電話することで申し込み可能になっているほか、20000円の特別茶席については奈良市役所の専用ダイヤルでの申し込みのみ受け付けています。

なら100年会館の電話番号:0742-34-0111(受付時間:毎週火曜日・年末年始を除く9~17時)

特別茶席券専用ダイヤル:0742-34-5614(受付時間:土日祝日・年末年始を除く9~17時)

申し込み期間は、例年12月初旬から1月末までとなっています。なお、参加者が定員を満たした場合は申し込みできませんので、お早目の申し込みをおすすめします。

なお、開催内容は各年ごとに異なる場合がありますので、各イベントの詳細や日程、申し込み方法については公式サイトも必ずご確認ください。

また、外国人向けのお茶席や同時開催される西大寺の「大茶盛」は事前申し込みを受け付けていません。当日受付で、開催時間中に随時ご参加いただく形となっています。

当日の交通アクセスについて

珠光茶会の開催にあたっては、その規模が小さい事から基本的にその他の大規模な行事で行われるような交通規制や多数の臨時バスの運行などは行われません。

しかしながら、先述したように同じ日に離れた2か所でお茶席が行われる場合(大安寺と春日大社間など)は、運賃はそのお茶席の料金に含まれる形で「お茶席巡回バス」が運行されます。こちらは参加者のみが利用できるバスとなっており、会場またJR・近鉄奈良駅(下車のみ)の間を30分間隔で運行する形となっています。バスの運行されるお茶席に参加される方は、基本的にはこちらのバスを利用して移動を行って頂けるようになっているのです。

まとめ

以上、奈良の冬の「新・名物行事」となった「珠光茶会」について解説してきました。

珠光茶会は、一見「お茶席」ということで敷居が高そうなイベントになっていますが、実際はお茶について良く知っている人も、またほとんど知らない人でも気軽に参加して頂けるものとなっており、料金もリーズナブルなものから、本格的な雰囲気を味わえるものまで、様々なお茶席から選択して頂けるようになっています。

野外でのイベントではありませんので、寒風に吹かれ続けることもそれほどなく、また雨にも濡れることも基本的にありませんので、しっとりとした「奈良」で過ごす時間をしみじみと味わって頂ける「珠光茶会」。皆様もぜひお申し込みになり、足を運んでみてはいかがでしょうか。