興福寺不動堂

【興福寺不動堂】ススで覆われた仏さまが安置される「護摩供養」の空間

観光のご案内

南円堂と向かい合う位置に佇む「不動明王」を祀るお堂

興福寺不動堂は、世界遺産「興福寺」境内でもとくに参拝者の多い観光スポットである「南円堂」のすぐ近く、東を向く南円堂と向かい合う位置に西向きに建っているごく小さなお堂です。お堂は「不動明王」をお祀りする空間となっており、一見地味な外観ながらも、時折熱心な参拝者が訪れる場所としても知られています。

護摩供養が行われる堂内はススだらけ

不動堂のユニークなみどころとしては、堂内で火を焚きあげながら行われる「護摩法要」が比較的頻繁に実施されるという特徴があり、その証明ともいえるように、お堂は外壁の一部まで黒くススに覆われているほか、堂内は不動明王像も含め、あちこちが黒いススで覆われた独特の風景を見せています。

ちなみに、お堂の内部は基本的に外から眺めることが出来るようになっているため、誰でも貴重な「漆黒の不動明王像」を気軽に拝観して頂けるようになっています。

なお、このような不動堂は、「東大寺」の三月堂・二月堂の裏手にもあり、こちらでもやはり火を焚きあげる法要が行われています。

護摩木の奉納もできます!

お堂の前には「護摩法要」で焚き上げられると思われる「護摩木」が300円で販売されており、こちらを奉納することで、厄除け祈願などを行うことも可能となっています。

「南円堂」界隈にお越しの際は、南円堂本体、そして隣接する「一言観音」にお参りするのみならず、この「不動堂」にもお参りして、護摩木を奉納してみてはいかがでしょうか。


◇興福寺境内の各観光スポットのご案内

国宝館 中金堂 東金堂 五重塔 南円堂 北円堂 三重塔

南大門跡 西金堂跡(八重桜) 仮講堂 一言観音堂 大湯屋 摩利支天石 菩提院大御堂

興福寺不動堂の風景

興福寺不動堂

南円堂の正面にあるお堂は、外観自体はかなり質素なものであり、近くにある「一言観音堂」と並んで気づきにくい存在となっていますが、よく見ると焚き上げられた煙がのぼる向きに合わせる形でお堂の外壁にも「スス」が付着していることが分かります。

お堂の前には、奉納するための護摩木が一つ300円で提供されています。なお、こちらは御朱印授与・納経所で受け付けるものではなく、「セルフサービス」となっています。

興福寺不動堂の堂内(ススで覆われた仏様)

堂内は立ち入りは出来ませんが、扉が開いているため外から拝観して頂けるようになっています。お堂の奥に並べられた仏さまが一様にススを被って黒ずんでいることが良く分かります。

興福寺不動堂「不動明王像」

漆黒の不動明王像は、お顔はススに覆われているためよく見えませんが、違う時間が流れているかのような独特の雰囲気を漂わせています。

アクセス(電車・バス)

近鉄・JR線各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩6分

JR奈良駅から東に徒歩15分(近鉄奈良駅までバスを利用してそこから徒歩でアクセスして頂いても構いません。)

近隣観光スポット

南円堂は東にすぐ・一言観音堂から南東にすぐ・中金堂から南西にすぐ・南大門跡から南西にすぐ・猿沢池から北にすぐ・五重塔から西に徒歩2分・北円堂から南東に徒歩2分・三重塔から北東に徒歩2分・摩利支天石から北東に徒歩2分


関連記事:【興福寺】日本の国宝彫刻の1割以上を現在も所蔵する「奈良の象徴」の一つ

興福寺不動堂周辺地図