東大寺食堂跡

【東大寺食堂跡】人通りの少ない空間には天平時代の礎石が一つだけ残される

ごあんない

東大寺食堂跡は、東大寺境内の北部、大仏殿の裏手を通り、二月堂へと至る美しい風景が魅力の「二月堂裏参道」から少しだけ北にそれた位置にある遺跡です。

「遺跡」と言っても、食堂跡の西側に比較的大規模に礎石が残されている「東大寺講堂跡」と比較すると痕跡自体はごく小さなもので、現在は道路の真ん中にわずかに礎石が一つだけ残されている状況になっています。この礎石は建造当初、天平(奈良)時代のものがそのまま残されており、現在以上に大規模であった東大寺の過去を感じさせる貴重な存在となっています。

なお、この食堂跡や周辺に広がる塔頭群周辺は、観光客の姿はほとんど見られないほどひっそりと静まり返ったエリアになっており、どの季節、どの時間にやってきても、「自分だけの風景」のような気分を見ているような気持ちになれるほどの静寂が広がっています。

大仏殿周辺などのにぎわいとはまた違う、東大寺、奈良のまちの奥深さを体感してみたい方は、是非この境内北部のエリアにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

東大寺食堂跡

二月堂裏参道から比較的近い位置にある食堂跡。真ん中で丁寧に囲われた礎石だけがその存在を物語っています。また周辺には観光スポットではない東大寺の塔頭寺院群が見られます。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「今小路」バス停下車、東に徒歩10分

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停下車、北東に徒歩12分、または「春日大社本殿」行き乗車、「東大寺大仏殿」バス停下車、北東に徒歩12分

近隣スポット

東大寺大湯屋から北西に徒歩2分、東大寺鐘楼・俊乗堂・行基堂・念佛堂(鐘楼ヶ丘)から北に徒歩2分、東大寺二月堂から北西に徒歩3分、東大寺講堂跡から東に徒歩4分、東大寺大仏殿から北東に徒歩7分

東大寺食堂跡周辺地図