崇徳寺(奈良市)

【崇徳寺】近鉄奈良駅近くにある家康ゆかりのお寺

ごあんない

駅前ながらひっそりと佇む典型的な「近世寺院」

崇徳寺(そうとくじ)は、奈良観光のアクセス拠点である「近鉄奈良駅」の北側すぐの位置にあり、「きたまち」エリアのレトロな町並みが広がるエリアからも近い位置にある浄土宗のお寺です。

お寺は「近世寺院」そのものであり、その歴史は江戸時代になる直前の「天正年間」に「縁誉上人」と呼ばれる駿河国(現在の静岡県)出身の僧侶がこの地で修業を行う中で創建されたことに端を発するものとなっています。また、この縁誉上人は、徳川家康と深い仲であったと言われ、家康自身がこのお寺を訪れたこともあると言われています。

そのような縁もあり、家康が幕府を開いて大和国にある33ヶ所のお寺にを財政的な支援した際には、この崇徳寺 に対しての支援も行われ、現在も残されている本堂はその際に建立されたものとなっています。本堂は安土桃山時代の建築に近い雰囲気を漂わせるシンプルな造りとなっており、堂内には本尊である阿弥陀如来のほか、徳川家歴代将軍の位牌もお祀りされています。また、本堂の正面には比較的近い位置にある「淨教寺」と同様に「ソテツ」の木が生えており、このソテツの木はお寺の創建時から同じものが現在まで生きながらえているとされています。

なお、このお寺は明治維新後の神仏分離の流れの中で一時「小学校」として用いられた歴史を持っており、戦時中には疎開児童などを受け入れた歴史も持っており、その後戦後になりようやくお寺としての復興を遂げた存在となっています。

「観光寺院」ではないので、山門越しに風情を味わう

このお寺は観光マップにも一切掲載されておらず、拝観方法等についても特に公式に示されていることはないため、いわゆる「観光寺院」と呼べるお寺ではありません。すなわち基本的には檀家さん・信者の方のためのお寺となっているため、無断で内部に入ることも望ましくありません。しかしながら、近隣には称名寺などのお寺もあるほか、「きたまち」エリアのまち歩きの途中に通り過ぎるようなエリアにもなっていますので、山門越しからだけでも、「家康ゆかり」のお寺の雰囲気を感じてみてもよいかもしれません。

崇徳寺(奈良市)の風景

崇徳寺の山門

近鉄奈良駅前から南北に伸びる道沿いにある崇徳寺の山門からは、比較的広々とした境内地とシンプルな美しさを見せる「本堂」を眺めることが可能となっています。

崇徳寺山門前の石標「大和二十五霊場」

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から北に徒歩3分

JR奈良駅から北東に徒歩15分

奈良交通バス

・JR奈良駅から「市内循環外回り」など近鉄奈良駅方面各路線乗車、「近鉄奈良駅」バス停下車、北に徒歩3分

近隣スポット

中筋神社から北に徒歩2分、初宮神社から南西に徒歩4分、旧鍋屋交番きたまち案内所から南西に徒歩4分、称名寺から南東に徒歩4分、慈眼寺から南東に徒歩5分

崇徳寺(奈良市)周辺地図