【奈良】「春日若宮おん祭」の見学方法・交通アクセスまとめ【有料「桟敷席」】

おん祭りは「立ち見」のほか「桟敷席」でゆったり見学することも可能!

このページでは、「春日若宮おん祭」における主要な儀式・芸能の「見学方法」について、その観覧場所や料金などをなるべくわかりやすく解説して参ります。

おん祭の概要・儀式の流れについて

おん祭は、12月15日~17日を中心に様々な儀式や伝統芸能が次々に行われる奈良では最大規模の「祭事」となっています。

その概要や、儀式の流れについては下記の記事で日程ごとに詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

【奈良】「春日若宮おん祭」の概要と儀式の流れ・日程まとめ【お渡り式など】

おん祭行事の見学方法<立ち見>

春日若宮おん祭は、見学可能な儀式については、基本的には儀式が行われる近くから無料で見学して頂くことが可能ですが、「お渡り式」から「お旅所祭・奉納(芸能)」にかけては一層近くでじっくりと古式のふるまいをご覧いただける「有料」の「桟敷席」も設けられています。

例えば、無料でご覧いただけるものとしては、「お渡り式」などの昼間の主要な儀式以外にも、例えば写真撮影などは禁止されているものの、「遷幸の儀」と呼ばれる神社から「お旅所」の間を神様が移動する極めて神聖な儀式も現地でご覧いただくことが可能となっています。

また、「お渡り式」に関しては、交通規制も行って一般の道路上を行列が歩きますので、一般の観客はすぐそばの歩道から行列が通る姿を直にご覧いただくことが可能で、毎年大勢の人で賑わいを見せています。

おん祭行事の見学方法<有料観覧席(桟敷席)

一方、立ち見ではなくゆったりじっくりと見学したいという方のために、「有料観覧席」として「桟敷席」が設けられており、

「お渡り式」の行列が出発する会場である「登大路園地桟敷席」

行列が途中で立ち止まり、伝統芸能が奉納される「松の下式」の会場に設置される「松の下式桟敷席」

行列の目的地である「お旅所」で実施される「お旅所祭り」をご覧いただくための「お旅所祭桟敷席」

の計3か所が設けられています。

登大路園地桟敷席

設置日程:毎年12月17日 11時30分~13時(開場10時)※雨天中止

設置席数:約1000席 ※座るエリアが指定されています。

料金:一人2000円(大人・子どもなどの区分なし) ※簡易カイロ付

・登大路桟敷席では、お渡り式が開始される場面をじっくりと見学して頂くことが可能です。また奈良に伝わる古武道である「宝蔵院流槍術演武」も毎年開催されています。なお、伝統芸能の披露はないために料金は最も安価な桟敷席となっています。

松の下式桟敷席

設置日程:毎年12月17日  13時~14時30分(開場12時)※雨天中止

設置席数:約160席 ※指定席となっています

料金:一人3500円(大人・子どもなどの区分なし) ※おん祭のガイドブック及び簡易カイロ付

・お旅所に到着する手前で実施される松の下式では田楽、猿楽などの伝統芸能が披露されることになっており、桟敷席からは芸能集団の華やかな動きを間近にご覧いただけます。

お旅所祭桟敷席

設置日程:毎年12月17日  13時~22時30分(開場12時)※雨天中止

設置席数:約160席 ※指定席となっています

料金:一人5500円(大人・子どもなどの区分なし) ※おん祭のガイドブック及び簡易カイロ付

「お旅所祭」では、昼過ぎから夜遅くにかけて、神様への参拝にはじまり、その後はひたすら多種多様な伝統芸能が披露され続ける現在では珍しいほどの「伝統芸能のオンパレード」とも言える貴重な行事です。実施時間が10時間近くに及ぶ長丁場となっており、たいへん寒い時期でもあることから、一度座席を購入さえしておけば、時間内は自由に出入り可能になっています。すなわち伝統芸能を見学し、どこかに夕食を食べに行き、また見学に戻る。といったようなことも可能となっています。

交通アクセスについて

次に、おん祭の儀式が実施される主な会場の位置、またその交通アクセスについて解説していきます。

「お渡り式」へは

最大のみどころとも言える「お渡り式」に関しては、その行列の通過ルートは、

「登大路園地」からスタートし、「近鉄奈良駅」から「油阪」の交差点を通りJR奈良駅前に出て、そこから「三条通り」をひたすら東に直進し、「一の鳥居」前で「松の下式」を行ったあと近くの「お旅所」へと移動するルートとなっています。

すなわち、このルート上であれば大抵どこでも行列を眺めて頂けるようになっており、

特に「三条通り」界隈は大勢の観光客・市民で大変なにぎわいを見せます。

三条通り界隈は「近鉄奈良駅」から「東向商店街」「小西さくら通り」商店街を通り抜ければ徒歩5分以内に到着できるほか、JR奈良駅前からは三条通りがそのまま伸びていますので、電車を利用するだけでアクセスして頂くことが可能です。

「登大路園地(桟敷席)」へは

また、行列がスタートする「登大路園地(登大路園地桟敷席)」へは、近鉄奈良駅から東に徒歩5分ほど、またJR奈良駅からは奈良交通バス「市内循環・中循環外回り」などにご乗車頂き「県庁前」バス停で下車して頂くと、横断歩道を渡った南側が登大路園地となっています。

「松の下式(桟敷席)」へは

松の下式は、春日大社の参道沿いにある「一の鳥居」付近で実施されます。「一の鳥居」は「三条通り」をそのまま東に進むと興福寺を過ぎてすぐに到着できる場所にあり、近鉄奈良駅からは南東に徒歩11分ほど、JR奈良駅からは東に徒歩18分もしくは奈良交通バスで「県庁前」バス停までアクセスして頂き、県庁前バス停から南東に徒歩6分ほどでアクセスして頂けます。

お旅所祭(桟敷席)」へは

お旅所の位置は、一の鳥居(松の下式)の会場とそれほど離れておらず、更に春日大社の参道を進んで頂いた、「奈良国立博物館(新館)」の南側一帯にお旅所が設けられています。

アクセスは徒歩でも可能ですが、JR・近鉄奈良駅から「市内循環・中循環外回り」などにご乗車頂き、「春日大社表参道」バス停で下車して頂き、少しだけ西に戻る形で歩いて頂くと、すぐにお旅所に到着することができます。

当日の交通規制について

「お渡り式」が実施される12月17日は、行列を行う一行が登大路・大宮通り・三条通りを通過することから一部の道路が行列が実施される時間帯に通行禁止となります。

三条通りは日祝日と同様に全面的に車両通行禁止となるほか、県庁東交差点から油阪交差点までの大宮通りも西行きのみバス・タクシー専用道路となります。

また天理方面へ伸びる国道169号線は、奈良ホテル付近から県庁東交差点までの区間において、行列通過時などの混雑時に一時的に通行禁止となります。

奈良交通バスは、近鉄奈良駅・県庁前バス停ののりば、おりばが一部変更となるほか、「市内循環内回り」のみ11時台から13時台まで運休しますが、それ以外の市内路線は通常運行となります。なお、「お旅所」などへのアクセスに便利な「市内循環外回り」は通常運行されます。

まとめ

以上、春日若宮おん祭の見学方法と交通アクセスについて解説してきました。

「お渡り式」当日が土日と重なると一層混雑する「おん祭」ですが、その見学・観覧方法は立ち見でよいならば近くから無料で観覧する形でも十分楽しめますし、とりわけ伝統芸能などをじっくりと味わいたいならば、「桟敷席」を購入して座って見ることで一層お祭りの雰囲気をしみじみと体感して頂けます。

お渡り式実施時間帯は交通規制がかかるため、当日はマイカーによるアクセスは全くおすすめできません。おん祭へは、基本的に電車で奈良駅にアクセスして頂き、そこからは目的の会場に応じて徒歩やバスでアクセスして頂く形となります。

奈良最大の祭りをなるべくよい場所でご覧いただくために、時間には余裕を持って「おん祭」にお越しいただければと思います。