山陵八幡神社

【山陵八幡神社】神功皇后などをお祀りする神社は「安産」や「育児」の神としても知られる

ごあんない

山陵八幡神社は、奈良市郊外の住宅街や農地が混在する、平城宮跡からもそれほど遠くはない「佐紀盾列古墳群」が広がるエリアの西部に位置する比較的大きな神社です。

近鉄平城駅を降りてすぐ北側には立派な鳥居と石段があり、長い石段を登った先には重厚な拝殿と本殿が並んでいるという典型的な「神社」らしい空間を持つ山陵八幡神社は、北側に日本有数の規模を誇る古墳「神功皇后陵」と隣り合わせになっており、この神功皇后陵と深い関係を持つ神社としても知られています。なお、神社には本殿などのあるエリアの他、東側には「福松大神」と呼ばれる小さなお稲荷さんも鎮座しています。全体として見ると、特徴的な石段を登り少し広々とした本殿などのあるエリアが広がる様子は、神功皇后陵の南にもう一つ「古墳」があるのではないかと思わせるような地形ともなっています。

例えば、神社の祭神は主祭神は神功皇后本人である「気長足媛命」、そしてそれ以外には「品陀和気命(応仁天皇)」、そして神功皇后の母親である「玉依媛命(タマヨリ)」が祀られており、一般的な「八幡神社」は応仁天皇が最も重要な主祭神となっていることが多い中で神功皇后ゆかりの神社らしく神功皇后が第一にお祀りされている状況となっています。なお、この神社では神功皇后は「武運」と「安産」の神、応仁天皇は「厄除開運の神」、そして玉依媛命は「育児の神」とされており、特に女性にはご利益がありそうな神社となっています。

神社の知名度は歴史愛好家を除いては決して高いとは言えず、神功皇后陵もその他の古墳から離れた位置にあることから、人通りは決して多くありません。しかし、「成務天皇陵」などの佐紀盾列古墳群中央部からは徒歩5分少々であり、神功皇后陵の見学と合わせ、関係の深いこの神社もぜひ見ておきたい存在となっています。

山陵八幡神社の風景

山陵八幡神社の鳥居

近鉄電車「平城駅」の目と鼻の先にある「山陵八幡神社」。鳥居を越えると長く伸びる分厚い「鎮守の森」に包まれた石段を登ると、少しばかりひんやりとした雰囲気を味わうことが出来ます。

山陵八幡神社の拝殿

石段を登り終えると立派な拝殿が見えてきます。狛犬は劣化が進んでしまっていますが、相当古いものであると考えられます。

山陵八幡神社の本殿

拝殿の中から望む「本殿」。拝殿からは更に伸びる石段がありますが、一般参拝者は石段も含め本殿付近に立ち入ることは禁止されています。

アクセス

近鉄平城駅から北にすぐ

近隣スポット:神功皇后陵から南に徒歩5分、孝謙(称徳)天皇陵から北に徒歩6分、成務天皇陵から北に徒歩7分、日葉酢媛命陵から北西に徒歩10分、山上八幡神社から北西に徒歩10分

山陵八幡神社周辺地図