若草山一重目からの眺望

【奈良】「若草山」の入山(入場)料金・開山期間や楽しむコツをまとめてみました【観光】

奈良を象徴するはげ山「若草山」。気軽に「登山」を楽しむにはどうすればよいの?

奈良公園や平城宮跡など、奈良のありとあらゆる観光スポットからその特徴的な姿を見ることができる山、それは「若草山」

若草山の方面を眺めると、その周辺の山は「春日山原始林」などの通常の山林よりも一層うっそうとした森が茂っているエリアであるにも関わらず、なだらかな「3つのこぶ」を持つような形をしている「若草山」に限っては、山に一切と言ってよいほどに「木」が生えていません。一般の市街地の真横に、こんな変わった「はげ山」がごく自然に佇んでいるまちは、奈良以外にないと言ってよいでしょう。

そんな若草山は、毎年1月末に実施される「山焼き」でも有名ですが、基本的には「登って楽しむ」山として、広々とした公園のように入山料を払った人に対して開放されています。

ここでは、そのような若草山を「登山」したりする際のコツや入山(入場)料金、開放されている「開山期間」の詳細などについて簡単に説明していきます。

若草山に入山するには?

さて、ひとまず若草山に入山してみたい時、そんな時には基本的には「若草山麓」にある入山ゲートから入山することになります。

若草山麓は、奈良交通バス「市内循環線」の「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停などからは比較的離れた位置にあるため、ややアクセスしづらい位置関係になっています。しかしながら土日祝日・観光シーズンには「ぐるっとバス(奈良公園ルート)」と呼ばれる観光客向けの路線バスが、その名も「若草山麓」というバス停まで行くことが出来ますので、降りればすぐ「入山ゲート」が見えるという場所まで歩かずにバスで行くことができてしまいます。

山麓には、「北ゲート」と「南ゲート」の二つの入山ゲートがあり、いずれかのゲートから入って頂く(入山)することになります。

基本的に、東大寺大仏殿・二月堂方面からは「北ゲート」春日大社・飛火野・興福寺周辺などの奈良公園の中心的エリアからは「南ゲート」へのアクセスが便利です。

若草山の入山料金

若草山は、入山ゲートで「入山料金」を支払わなければ入山することは出来ません。

入山料は

大人(中学生以上)150円

小人(3歳以上)80円

となっています。

なお、30名以上の団体の場合は大人120円・小人60円に割り引かれます。また障害者手帳をお持ちの者と付き添いの方1名の入山料金は障害者手帳をお示し頂ければ免除されます。

基本的に、料金を払うと言っても、自然環境維持の為に用いられる料金を支払うといったようなものですので、いわゆる寺社仏閣・植物園などの入場料と比較すると、入山料自体がかなりリーズナブルな価格設定であることがご理解いただけるかと思います。

若草山の開山期間・入場時間

さて、入山料を支払えば誰でものんびりとお過ごし頂ける若草山ですが、1年のうちに「開山期間」と「閉山期間」が設定されているほか、1日のうちにも営業時間が設定されています。すなわち、365日24時間いつでも夜景や朝焼けも含めて楽しんで頂けるという訳ではないのです。

まず、営業時間は一般の観光施設などと同様、

午前9時~午後5時

までとなっています。

臨時開山などの特別な事情がない場合を除き、基本的にこれ以外の時間帯に若草山(入山ゲート内側)に立ち入ることはできません。

また、開山期間は、現在は

3月第3土曜日から12月第2日曜日

です。これ以外の時期は閉山期間となります。

かつては夏季は閉山されていることが多かったのですが、近年は冬の時期(山焼きシーズン周辺)を除いて年間9か月に渡って開山されています。なお、年により開山期間は随時変更される場合がありますので、期間については改めて確認されることもおすすめします。

若草山頂へのアクセス方法・登山ルート

最後に、若草山を楽しむ際にあらかじめ確認しておきたい「登山ルート」についてご紹介して参ります。

山麓から「登山」を楽しみながら山頂にアクセスしたい場合、北入山ゲート側からの登山道南入山ゲート側からの登山道が、途中の「若草山一重目」までそれぞれ伸びています。

基本的に眺めが良いのは「南ゲート」側からの登山道であり、北側から伸びるルートは、若草山本体ではなく、若草山に隣接する一般の山林の中を登っていくごく普通の「山道」となっています。途中まで「木陰」のあるハイキングルートを楽しみ、「一重目」からは若草山の開放感ある登山を楽しまれるか、それとも山麓から山頂まで、「若草山」らしさをずっと楽しんでいくか、それぞれのご希望に合わせ、ルートを選んでみてください。

なお、中腹にある「一重目」からは山頂までいずれの場合も同じルートを通っていく事になります。ここからはひたすら芝生やススキ、シダなどの植物が広がる、「これぞ若草山。」といったような風情がいずれにせよ最後まで続くことになります。

ちなみに、若草山の「登山」は、本格的な装備は必ずしも求められるほどではなく、少しワイルドな「奈良公園散策」といったように捉えて頂いて構いません。間違えて別の山に迷い込むようなことがあれば話は変わってきますが、基本的にルートもわかりやすく整備されているため迷う心配もまずありません。

なお、マイカーをご利用の方は、「新若草山ドライブウェイ」を経由し直接山頂近くまでアクセスして頂くことが出来ます。この場合、山頂付近の駐車場に車を止めて頂ければ、入山料を払わずに山頂付近の広場へアクセスして頂けます。但し、そこから山を少しでも下ろうとする場合は、山頂広場近くの入山ゲートから入山料をお支払い頂く必要がありますので、その点はご注意ください。

まとめ

以上、奈良の象徴とも言える「若草山」について、若草山を「登山する」ためのイロハについて解説をしてまいりました。

基本的に若草山は、少しの入山料さえ払えば、広大な芝生が広がる空間を半ば「独り占め」できてしまう空間となっており、山麓から山頂まで、常に美しい眺めに囲まれた贅沢な時間を過ごして頂けるようになっています。

体力の必要な「観光」を回避する流れが強まり、またアクセスがやや不便なこともあり、若草山の入山者数は昭和の頃と比べるとかなり減少傾向にあるとも言われますが、山麓から山頂まで、全く木の生えていない山を登るという経験はなかなかできないことですので、皆さんも奈良を訪れた際には、一度くらいは若草山に登ってみてはいかがでしょうか。

「若草山」に限って言えば、「登山」というような大げさなイメージを持って頂かずとも、「公園」を「登る」くらいの気持ちでも問題ありません。